ホームでの大一番で痛恨の黒星を喫した。

　現地３月25日、杭州で行なわれた北中米ワールドカップ・アジア３次予選第８戦で、中国代表はオーストラリア代表と対戦。グループＣ２位にして４ポイント差で追う相手になんとか地元で勝利を挙げたかったが、ミスなどから前半のうちに２失点を喫してしまう。終わってみれば枠内シュート１本に封じ込まれる０対２の完敗。２位オーストラリアとの差は７ポイントに開き、残り２試合で２位以内（自動での本大会行き）に食い込む可能性が消滅した。
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　地元メディア『直播吧』は「大観衆の声援を背に前半からよく戦ったが、２点差を付けられた時点でかなり厳しい情勢となった。日本、サウジ、オーストラリアと格上から１ポイントも奪えず、３連敗となってしまったのだ」と嘆く。そのうえで「絶望が近づきつつある。このあと行なわれるインドネシア（４位）対バーレーン（５位）戦の結果によるが、どちらかが勝てば、中国は残る２戦に連勝しても４位以内に入れない可能性が出てくる。それだけ得失点差マイナス13は致命的だということだ」と論じた。
 

　グループＣは日本が勝点20で首位。２位は中国を下したオーストラリアが勝点13で自動出場ポジションを維持し、３位には勝点10のサウジがつける。１試合少ないインドネシアとバーレーンが勝点６（ともに得失点差はマイナス７）で続き、中国は同じく勝点６ながら得失点差で大きく下回り、最下位から抜け出せずにいる。

　2002年大会以来となる24年ぶりの本大会出場の夢は、またもや露と消えてしまうのか。中国は６月にそのインドネシア、バーレーンと生き残りを懸けた２連戦に臨む。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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