好調を続けるブライトンの三笘薫は、ますます関心を引き寄せている。夏の去就が騒がれるのも無理はない。

　１月に中東からの巨額オファーを断ったことが話題となった三笘は、その１月からプレミアリーグで４得点。２月のチェルシー戦で決めたゴラッソは、今季のリーグ年間ベストゴール候補と絶賛された。同じチェルシー相手に決めた、FAカップでの劇的な決勝点も記憶に新しい。

　それだけのインパクトを残せば、いよいよ来季はステップアップかと注目される。そしてかつてブライトンで指揮をとったことがあるグスタボ・ポジェは、三笘がイングランドの名門のひとつで活躍できると太鼓判を押した。

　地元メディア『SussexWorld』によると、チェルシーやトッテナムで活躍した元ウルグアイ代表MFは、「クオリティという点で、彼はマンチェスター・ユナイテッドで十分やれる選手だ」と話している。

「問題は、ユナイテッドのようなクラブで要求されるように、彼が次のステップを踏み出し、もっと高いレベルで良いパフォーマンスを見せられるかだ。彼はトッププレーヤーであり、私は彼がやれることを願っている。ブライトンでとても重要な選手だからね。彼のプレーを見るのが大好きなんだ」

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　もちろん、三笘への関心が報じられているのはユナイテッドだけではない。プレミアリーグのその他のビッグクラブはもちろん、イングランド以外の強豪も動向を注視していると言われる。

　ブライトンのポール・ハーバーCEOは先日、三笘らの移籍の可能性について、「できるだけ長くとどめたい」としつつ、「適切なタイミングでの選手売却は重要な戦略」とも述べた。時期は言及していないが、いずれ放出があり得ると認めたかたちだ。

　この夏は、三笘にとってキャリアにおける次の一歩となるのか。進展から目が離せない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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