リーグ・アンの首位を独走するパリ・サンジェルマン（PSG）は現地16日、ホームでマルセイユと対戦。天王山となった『ル・クラスィク』（仏ダービー）で３－１の快勝を収め、２位マルセイユとの勝点差を「19」に広げた。17分にウスマンヌ・デンベレが先制点を挙げると、42分にヌーノ・メンデスが追加点。52分に１点を返されるも、76分のオウンゴールで突き放した。

　チャンピオンズリーグでは優勝候補のリバプールを退け、準々決勝進出を決めたPSG。国内外で躍動するチームにあって、いわば蚊帳の外になっているのが韓国代表のMFイ・ガンイン（24歳）だ。CLリバプール戦では第１レグ、第２レグ合わせて計19分のプレータイムしか得られず、マルセイユ戦では試合の趨勢が決した80分からの途中出場となった。

　この厳しい状況を受け、韓国メディア『聯合ニュース』はPSGを「去る時が来た」と指摘。次のように報じている。

「PSGはイ・ガンインを主力として考えていない。もはやマーケティング用に少し出場時間を与えるだけだ。このままなら完全に余剰人員となって、キャリアに悪影響を及ぼすことになる」
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　また、来シーズン以降もPSGでの立場がよくなる兆しはないと見ているようだ。

「来シーズンもルイス・エンリケ監督がチームを率い、同様の戦術を用いるかぎり、イ・ガンインの席はどんどん消える可能性が大きい。（マルセイユ戦は）イ・ガンインが今夏の移籍市場でチームを離れなければならない理由だけが確認された試合だった」

　スペインメディア『Relevo』が16日に伝えたところによると、イ・ガンインの代理人はすでにマンチェスター・ユナイテッド、アストン・ビラ、エバートンなどと接触したという。

　聯合ニュースは「交渉はまだ初期段階に見えるが、イ・ガンインの心がPSGから去ったのは確か。この道（移籍）しかない」と付け加えるが、はたしてプレミアリーグ参戦となるのか。去就が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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