スコアは１点差だったが、“完敗”と言ってもいい内容だった。

　現地３月16日に行なわれたリーグカップの決勝で、遠藤航が所属するリバプールが、ニューカッスルと聖地ウェンブリーで対戦。１－２で敗れ、連覇を逃した。

　５日前にチャンピオンズリーグのラウンド16でパリ・サンジェルマンに敗れたショックが尾を引いているのか、120分間を戦ったその試合の疲れなのか、序盤からペースが上がらないリバプールは、45分にCKから失点すると、52分にも被弾する。

　後半アディショナルタイムに途中出場のフェデリコ・キエーザが一矢を報いるゴールを奪ったものの、時すでに遅しだった。

　リバプールの公式サイトによれば、アルネ・スロット監督は試合後、「残念な結果、期待外れのパフォーマンスだ。パリ・サンジェルマン戦の後に感じたこととは全く違う。２連敗は初めてだと思う。でも、それはおそらくトーナメントの後半戦に突入するにつれて起こることでもある」と失望を露わにした。

「厳しい１週間だったが、プレミアリーグでのリードを10ポイントから12ポイントに広げた１週間でもあったので、すべてがネガティブというわけではなかった。でも、最後の２試合は、間違いなく我々が望んでいた結果ではなかった」

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　心身の疲労については、「この試合は走ることとは関係なく、デュエルをすることだけが目的になり、走るという点では試合には全く激しさがなかった。だから、肉体的に疲れていたかどうか判断さえできない。なぜなら、プレッシャーをかけられなかったからだ」と語っている。

「相手が我々のプレッシャーを上回っていたので、プレッシャーをかける余地がなかった。試合はスローで強度もなかったので、我々が体力的に準備ができていたかどうか判断するのは難しい。精神面も難しい。結果とパフォーマンスを見れば、それが我々に何か影響したかもしれないと感じるかもしれないが、私は試合の展開を見たい」

　中盤に強度をもたしてくれる存在で、かつレギュラー組に比べて疲労が少ない遠藤は、出番なしに終わっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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