レアル・ソシエダのMF久保建英は今夏の去就が注目されている。

　遠藤航が所属するリバプールなどビッグクラブからの関心がしきりに取り沙汰されている。

　そんななか、スペインメディア『EL NACIONAL.CAT』は３月10日、スペイン３強の一角であるアトレティコ・マドリーへの移籍について報道。こう伝えている。

「クボはレアル・ソシエダで最後の数か月を過ごしているかもしれない。サン・セバスティアンの中心選手の一人であるこの日本人ストライカーは、イマノル・アルグアシル監督のチームがチャンピオンズリーグ（CL）出場権争いで力を失い、不安定なシーズンを送っているため、将来について考えている」

「このシナリオを踏まえ、アトレティコ・マドリーは来シーズンに向けて彼に目を向けている。ディエゴ・シメオネ監督は、違いを作れて、創造性に富んだ選手で攻撃力を強化したいと考えており、クボはその条件にぴったり当てはまる。交渉はすでに始まっており、夏にはサン・セバスティアンからの退団が現実になる可能性がある」

　同メディアは「クボの“裏切り”は成就するのか？」と綴り、こう続けている。

「アトレティコ・マドリーの関心は本物だが、最終決定はクボとレアル・ソシエダの立場次第だろう。彼は依然として中心選手だが、チームが来シーズンのCL出場権を獲得できなかった場合、退団は避けられないかもしれない」
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　そして、「もしクボが最終的にチームを変えて直接のライバルチームを強化することを決断した場合、彼のアトレティコ・マドリーへの加入はチュリ・ウルディンのファンにとっては裏切りと見なされるだろう。今後数週間は、彼の将来を決定づけ、夏の市場における大きな動きの１つとなるかどうかの鍵となるだろう」と締め括っている。

　現在、ラ・リーガで11位のソシエダは、リーグ戦でのCL出場権獲得は極めて難しい状況だ。ヨーロッパリーグ優勝ももちろん簡単ではないが、13日にラウンド16の第２レグ（第１レグはホームで１－１ドロー）を戦うマンチェスター・ユナイテッドを撃破できれば、希望が見えてくる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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