現地時間３月８日に開催されたプレミアリーグ第28節で、勝点43で８位のブライトンは、同42で９位のフルアムとホームで対戦。６日前のニューカッスル戦（２－１、FAカップ５回戦）で、90＋１分に足をつって交代した三笘薫は、問題なくいつも通り先発した。

　公式戦５連勝中のブライトンは開始３分、左サイドハーフの三笘がいきなり持ち上がり、鋭いクロスを送り込むが、相手GKレノにキャッチされてしまう。

　13分にはペナルティエリア内で三笘から横パスを受けたアヤリが右足を振り抜くも、相手のブロックに阻まれる。

　ホームチームが主導権を握って押し込むなか、35分にカウンターを浴びると、イウォビの質の高いクロスからヒメネスにねじ込まれ、先制を許す。

　喜びを爆発させた33歳のメキシコ代表FWは、今季リーグ戦10点目で、17点を挙げたウォルバーハンプトン時代の2019-20シーズン以来、５年ぶりに二桁得点を達成した。

　それでも41分、アヤリが蹴ったFKからファン・ヘッケがヘッドで叩き込み、前半のうちに同点に追いつく。24歳のオランダ代表DFは加入３年目で、待望のブライトン初ゴールとなった。
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　１－１で折り返すと、55分に三笘がグラウンダーのクロスにワンタッチで合わせ、ネットを揺らす。しかし、直後に副審がフラッグアップ。日本代表MFは指を振って「いやいやいやオフサイドはないよ」とアピールしたが、VARチェックを挟んでノーゴールとなった。

　２点目が遠いブライトンは、76分にウェルベックとマーチを投入。さらに86分にも２枚替えを行ない、アディングラとヴィーファーを送り込む。守備でも大いに貢献した三笘はこのタイミングでベンチに下がった。

　ただ、その後も勝ち越し点は生まれず。１－１でタイムアップかと思われたが、90＋８分にPKをゲット。これをペドロが、レノにコースを読まれて手に触れられながらも決め、土壇場で勝ち越しに成功した。

　ブライトンが２－１で超劇的な逆転勝利。６連勝を達成した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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