現地時間３月５日に開催されたチャンピオンズリーグのラウンド16第１レグで、遠藤航が所属するリバプールは、パリ・サンジェルマンと敵地で対戦。自分たちがシュートわずか２本なのに対し、28本ものシュートを浴びたが、１－０で接戦を制した。

　値千金の決勝点をマークしたのは、ハービー・エリオットだ。スコアレスドローが濃厚になりつつあった87分、１分前にモハメド・サラーと代わってピッチに入っていた21歳は、ファーストタッチで見事にゴールにねじ込み、土壇場で均衡を破ってみせた。

　クラブ公式サイトによれば、エリオットは試合後、好セーブを連発したアリソン・ベッカーと共にインタビューに対応。チーム一丸での勝利を強調した。

「チームの功績だ。PSGについて言えば、終盤は少し疲れていたように見えた。それはチームの仕事量によるものだ。PSGは多くのチャンスを作っていたが、明らかにこの男（アリソン）とディフェンスのおかげで、守備面では非常に堅固な試合だった。そのなかで、チャンスをモノにできるかは完全に自分次第だった。ありがたいことに上手くいったよ」
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　エリオットはまた、アリソンのパフォーマンスを問われると、「正直、言葉もない。信じられないような選手だ。世界最高だ」と絶賛。頼もしい11歳上の守護神を労った。

「彼は毎試合、毎試合、それを見せてくれ、多くの試合で僕らを助けてくれる。今夜は恩返しをするチャンスだった。彼がいなかったら、僕らはどうなっていたか分からない。彼がセーブし続け、僕らがチャンスで決め続けられるよう願っている。素晴らしいチームパフォーマンスだった」

　若手、中堅、ベテラン。あらゆる年代が躍動するイングランドの巨人は、フランス王者を連破なるか。勝負が決する第２レグは３月11日、舞台は本拠地アンフィールドだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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