現地時間３月２日に開催されたFAカップ５回戦で、プレミアリーグ８位のブライトンは、同６位のニューカッスルと敵地で対戦。三笘薫がいつも通り左サイドハーフで先発した。

　公式戦４連勝中のブライトンは16分、三笘がペナルティエリア内で相手のパスをカット。絶好機を迎えるが、ラストパスを受けたバレバのシュートは、ブロックに阻まれる。

　先制点を奪えずにいると、22分にミンテがリブラメントをペナルティエリア内で倒してしまい、PKを献上。これをプレミアリーグ３位の19得点を挙げているイサクに決められ、追う展開になる。

　さらに32分にイサクに抜け出され、強烈なシュートで被弾するが、オフサイドに救われる。

　アウェーチームはなんとか２失点目を避け、反撃を続けるなか、44分にペドロのスルーパスで抜け出したミンテが、並走した三笘への横パスではなく、自らフィニッシュして同点弾をゲット。前半のうちに同点に追いつく。

　元ニューカッスルのミンテは得点直後、古巣に向けてなのか、PK献上に対してなのか、「ごめんなさい」のポーズを取る。
【動画】並走した三笘への横パスではなく自らフィニッシュ！ミンテの鮮烈弾！直後に「ごめんなさい」

　１－１で後半に入ると、55分に三笘がペナルティエリア内でパスを受け、ダイレクトでシュートを放つも、上手くミートできず。ボールはゴール方向ではなく、横に飛んでしまう。日本代表MFはさらに74分、触れば１点というような折り返しのクロスを送り込むが、得点には繋がらない。

　83分にはニューカッスルの10番ゴードンが、笛が吹かれた後に手荒なファウルでファンヘッケを倒し、一発退場に。ブライトンは数的優位になる。

　それからほどなくして、三笘が足をつってしまったのか、プレー続行が難しくなり、90＋１分にマーチと交代になる。

　その直後の90＋２分、ランプティが２枚目のイエローカードを受け、ブライトンも退場者を出す。10分足らずで優位性はなくなり、10人対10人になる。

　結局、延長戦に突入し、114分だった。マーチのアシストで同じく途中出場のウェルベックが仕留め、ついに勝ち越しに成功した。

　このまま２－1でタイムアップの笛が吹かれ、ブライトンが公式戦５連勝を達成。FAカップ準々決勝に駒を進めた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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