現地時間２月23日に開催されたU-20アジアカップ中国2025の準々決勝で、船越優蔵監督が率いるU-20日本代表がU-20イラン代表と対戦した。

　勝てばU-20ワールドカップの出場が決まる大一番で、日本は立ち上がりから押し込まれる展開が続く。すると開始５分、自陣でボールを奪われると、ゴール前の混戦から最後はガンディプールに左足のシュートを決められて先制を許す。

　13分には左からの井上愛簾の折り返しに神田奏真がヒールで合わせたが、惜しくも相手にブロックされる。その５分後には、井上とのコンビネーションでボックス内に侵入した梅木怜が右足で狙うも、わずかにゴール左に外れた。

　徐々にペースを掴むと30分、敵陣中央でボールをもらった小倉幸成がワントラップから右足を一閃。グラウンダーの鋭い一撃を突き刺して同点弾を奪う。さらに45分には大関友翔のパスを受けた井上が巧みなターンから右足のシュートを放ったが、相手GKの好守に阻まれた。このまま１－１で前半を終える。
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　後半に入ってもボールポゼッションで優位に立つ日本は58分、敵陣ボックス手前の中央から石井久継が強烈なミドルを放つも、GKシャコウリにキャッチされる。62分にも佐藤龍之介のCKに井上が頭で合わせたが、イラン守護神の好セーブに防がれた。

　チャンスを作りながらも得点を奪えずにいると、77分にはラザギニアに際どいシュートを浴びたが、シュートはゴールの上に外れた。

　一進一退の攻防が続くなか90＋４分、梅木が決定機を迎えるも、右足のシュートは相手GKに阻まれる。その直後には中島洋太朗の折り返しに道脇豊がダイレクトで合わせたが、ゴールラインぎりぎりでクリアされた。１－１のまま90分で決着はつかず、延長戦に突入する。

　その延長戦でもスコアは動かず、勝負の行方はPK戦へ。イランが２人失敗したのに対し、日本は４人が成功。４－３で制して４大会連続12回目のW杯出場を決めた。

　26日に行なわれる準決勝ではオーストラリアと相まみえる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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