三笘薫はこの冬、サウジアラビアからの巨額オファーに揺れず、ブライトンに残留したことが話題となった。指揮官は、周囲の喧騒に日本代表アタッカーが動じることはなかったとみているようだ。

　三笘は先日、チェルシー戦でのゴラッソが大きく注目された。１月下旬から、ブライトンが勝利したここ４試合のすべてで、三笘はネットを揺らしている。
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　ブライトンのファビアン・ヒュルツェラー監督は、チームの攻撃陣に守備の意識も求めているとし、非保持時の三笘のパフォーマンス向上を評価している。

『The Argus』によると、指揮官は「攻撃の選手が抜かれてはいけない、ファーストDFにならなければいけないという心構えでいることが非常に重要だ。彼らがドリブルやパス、ロングボールで抜かれると、チームとして守ることができない」と話した。

「攻撃面では常にゴールを決めるクオリティがある。特に選手たちの個々のアクションでね。彼は相手のボックス内でポジティブなアクションを増やすことで向上したと思う。相手ゴール前での危険度を増しており、それこそ我々が彼と取り組もうとしていることだ。続けられるように願っている」
 

　さらに、ヒュルツェラー監督は「カオルは最初から完全にクラブにコミットしていると知っている。メディアの噂に左右されていると感じたことがない」と述べている。

「彼としっかり話し合わなければいけないと感じたり、彼に決断してほしいと望んだことはまったくない。彼はここでのこのプロジェクトに全面的に取り組んでいる。ピッチで向上しようと努めている。ハードワークしようとしている。だからこそ、彼がウチのチームにいることを本当にうれしく思うし、一緒に達成できるように願っている」

　去就については、シーズン終了に向かってまた騒がしくなっていくだろう。ただ、いま必要なのは、さらなるパフォーマンス向上。三笘はそのために専念しているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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