川崎フロンターレは２月15日、J１第１節で名古屋グランパスとホームのUvanceとどろきスタジアムby Fujitsuで対戦。大量ゴールで４－０の大勝を飾った。

　試合は前半、拮抗した展開となり０－０の時間が続いたが、後半に入ると58分に高井幸大のヘッド弾で先制する。これを皮切りにゴールラッシュ。67分には山田新が決めて２点をリードすると、79分に山内日向汰がネットを揺らし、88分には宮城天が巧みなヒールでダメ押しの４点目を挙げた。

　今季からチームの指揮を執る長谷部茂利監督は、試合後のフラッシュインタビューで、「まず前半は五分五分のゲームで自分たち劣勢になる場面がたくさんあった。そういう意味では出来すぎという印象ですけど、後半は自分たちが良い形を攻守に渡って出来たと思います」と手応えを示した。
【動画】フロンターレ高井幸大の打点が“高い”強烈ヘッド弾！

　また、チームの完成度の高さについて、昨シーズンまでの積み上げが大きな要因だと強調した。

「積み上げたものはそんなにたくさんはありませんが、それを表現しようと。ただここに来るまでに、昨年までの積み上げが相当高いものがあります。なので、そこを頼りにしながら、自分たちがまたそこにプラスアルファして、今シーズン積み上げていこうと。その積み上げが少し出せたんじゃないかなと思います。

　ゴールのところはやっぱり質が高いですね。非常に良かったと思います。非常にチャンスがあったので、そこも得点になるようにもっと質を高めてもらいたい」

　この試合の４ゴールはすべて、川崎のアカデミー出身者が決めた。指揮官は、「それは非常に良かったと思います。アカデミーが育てた彼らに長い時間ではないですけど、チャンスを与えたいし、今日のような活躍が次に繋がると思うので、継続してトップチームの20選手、アカデミーの選手たちはここを目ざして頑張ってもらいたい」と語った。

　川崎の次節は22日に行なわれ、敵地で柏レイソルと相まみえる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【画像】小野伸二や中村憲剛らレジェンドたちが選定した「J歴代ベスト11」を一挙公開！

【記事】「大谷翔平って何であんなに凄いの？」中村俊輔の素朴な疑問。指導者としてスーパースター育成にも思考を巡らせる