「都合のいいとき以外は売る必要がない」ブライトンはなぜ三笘薫への巨額オファーを拒否したのか。英国人記者が見解「カイセドやマカリステル以上に…」【現地発】
カテゴリ:海外日本人
2025年02月12日
アル・ナスルは2度に渡ってオファーも…
ブライトンは今年1月、クリスティアーノ・ロナウドを擁するサウジアラビアのアル・ナスルからの三笘薫に向けた巨額オファーを断った。
アル・ナスルは2度に渡ってブライトンに三笘獲得のオファーを出したといい、その金額は、9000万ユーロ(約153億円)超にのぼったようだが、周知のとおり、移籍は実現しなかった。
これほどの金額となれば、クラブにとっても選手にとっても、断るにはあまりにもったいない。しかし、ブライトンと三笘にその考えはなかった。
この日本人アタッカーがチームに残留したい理由として、容易に想像できるのは、ブライトンがプレミアリーグで4位以内に食い込み、来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得できると信じているからだろう。(ノッティンガム・フォレストに0-7の大敗もあったが…)
今のプレミアの状況を見れば、現在首位に立つリバプールと2位のアーセナルでタイトルを争うことになる。しかし3位以下の順位は非常にオープンで、CL出場権争いは混戦となりそうだ。もちろん、ブライトンもその1つになる。
そして三笘自身、ブライトンで活躍を続けてビッグクラブへステップアップしたいという想いも当然ながら持っているはずだ。
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アル・ナスルは2度に渡ってブライトンに三笘獲得のオファーを出したといい、その金額は、9000万ユーロ(約153億円)超にのぼったようだが、周知のとおり、移籍は実現しなかった。
これほどの金額となれば、クラブにとっても選手にとっても、断るにはあまりにもったいない。しかし、ブライトンと三笘にその考えはなかった。
この日本人アタッカーがチームに残留したい理由として、容易に想像できるのは、ブライトンがプレミアリーグで4位以内に食い込み、来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得できると信じているからだろう。(ノッティンガム・フォレストに0-7の大敗もあったが…)
今のプレミアの状況を見れば、現在首位に立つリバプールと2位のアーセナルでタイトルを争うことになる。しかし3位以下の順位は非常にオープンで、CL出場権争いは混戦となりそうだ。もちろん、ブライトンもその1つになる。
そして三笘自身、ブライトンで活躍を続けてビッグクラブへステップアップしたいという想いも当然ながら持っているはずだ。
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一方、クラブの立場で考えてみるとどうだろうか。ブライトンのビジネスモデルは、安く将来有望な選手を買い、高値で売却するというもの。マルク・ククレジャやモイセス・カイセド(ともにチェルシー)、アレクシス・マカリステル(リバプール)などはその典型的な例だろう。
選手の意志もあるだろうが、ブライトンは財政的に余裕があり、三笘の他にもエバン・ファーガソンなど、もし本当に資金が必要になれば大金で売れる有望な選手が他にもいる。オーナーであるトニー・ブルーム氏のもと、経営は非常に上手くいっており、自分たちに都合のいいとき以外は売る必要がないのだ。
そして今や、ビッグクラブに移籍した上記で名前を挙げた選手たち以上に、三笘は替えの利かない存在となっている。私がブライトンの試合の取材に行くと、つねに違いを生み出しているのは彼で、今季ここまでリーグ戦全24試合に出場しているチーム唯一の選手でもある。
2月8日に開催されたFAカップのチェルシー戦(2-1)での決勝ゴールで、ゲームチェンジャーとしての自身の価値を改めて証明した。世界のトップレベルのゲームで、勝利に導くゴールを決めるという幸福感は、サウジアラビアでは味わえないはずだ。
著者プロフィール
スティーブ・マッケンジー/1968年6月7日、ロンドン生まれ。ウェストハムとサウサンプトンのユースでプレー経験がある。とりわけウェストハムへの思い入れが強く、ユース時代からのサポーター。スコットランド代表のファンでもある。大学時代はサッカーの奨学生として米国で学び、1989年のNCAA(全米大学体育協会)主催の大会で優勝した。現在はエディターとして幅広く活動。05年には『サッカーダイジェスト』の英語版を英国で出版した。
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選手の意志もあるだろうが、ブライトンは財政的に余裕があり、三笘の他にもエバン・ファーガソンなど、もし本当に資金が必要になれば大金で売れる有望な選手が他にもいる。オーナーであるトニー・ブルーム氏のもと、経営は非常に上手くいっており、自分たちに都合のいいとき以外は売る必要がないのだ。
そして今や、ビッグクラブに移籍した上記で名前を挙げた選手たち以上に、三笘は替えの利かない存在となっている。私がブライトンの試合の取材に行くと、つねに違いを生み出しているのは彼で、今季ここまでリーグ戦全24試合に出場しているチーム唯一の選手でもある。
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著者プロフィール
スティーブ・マッケンジー/1968年6月7日、ロンドン生まれ。ウェストハムとサウサンプトンのユースでプレー経験がある。とりわけウェストハムへの思い入れが強く、ユース時代からのサポーター。スコットランド代表のファンでもある。大学時代はサッカーの奨学生として米国で学び、1989年のNCAA(全米大学体育協会)主催の大会で優勝した。現在はエディターとして幅広く活動。05年には『サッカーダイジェスト』の英語版を英国で出版した。
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