いまやレアル・ソシエダのエースとなった久保建英が、複数のビッグクラブの注目を集めているのは周知の事実だ。

　なかでも、スペイン３強のひとつであるアトレティコ・マドリーは、このレフティの獲得に本腰を入れているようだ。

　スペインメディア『EL NACIONAL.CAT』は、「ディエゴ・シメオネは驚きの契約でイマノル・アルグアシルを困らせる」と題した記事を掲載。「アトレティコ・マドリーは、グリーズマンが退団する可能性に備えて、攻撃力を強化するためにクボの獲得を狙っている」と報じている。

「アトレティコ・マドリーはすでに来シーズンの計画を立てており、ディエゴ・シメオネ監督は、特にアントワーヌ・グリーズマンの退団の噂が高まっていることを踏まえ、攻撃力を強化する必要があると明言している。こうした状況の中で、アルゼンチン人指揮官はスペインリーグで最も才能ある選手の一人で、レアル・ソシエダのスターであるクボに目をつけた」

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　同メディアは「この日本代表選手はサン・セバスティアンで、22試合で４ゴールを挙げるなど好調なシーズンを送っており、打開する能力だけでなく、ゲームビジョンや攻撃面での多才さでも目立っている。クボがメトロポリターノに加入する可能性は、日本人選手を自身の攻撃戦略の重要なピースとみなしているイマノル・アルグアシルにとって挑戦となる」と報道。こう続けている。

「シメオネ監督は創造性、スピード、決定力を兼ね備えた選手を求めており、クボはその条件にぴったり当てはまる。ライン間を移動する能力、狭いスペースでのドリブル、そして戦術的インテリジェンスは、攻撃の多様化が必要なアトレティコにとって理想的な戦力となる。さらに、彼の若さとポテンシャルは、将来に向けてさらに魅力的なものとなっている」

「アルゼンチン人指揮官はまた、ウイングでスタートするか、より中央のポジションでプレーするかにかかわらず、さまざまな役割に適応できるクボの能力を高く評価している。グリーズマンがクラブを去ることになれば、日本人選手がその創造的なタスクの一部を引き受け、ピッチのファイナルサードに活力と違いをもたらすことになるかもしれない」