スペイン３強のひとつであるアトレティコ・マドリーを支えてきた偉大なエースの後釜は、日本人選手になるかもしれない。

　スペインメディア『EL NACIONAL.CAT』は２月５日、「ディエゴ・シメオネ監督が、グリーズマンの後任としてラ・リーガからサプライズ契約を要求」と題した記事を掲載。「アトレティコはフランス人選手の移籍の可能性を検討している」と伝えた。

「アトレティコ・マドリーは、ラ・リーガ、チャンピオンズリーグ、コパ・デル・レイのタイトル獲得を目ざして厳しいシーズンを送っているが、オフィスではすでに来シーズンの計画に取り組んでいる。クラブが最も懸念している問題の一つは、アトレティコでの最後の数か月を迎える可能性のあるアントワーヌ・グリーズマンの将来だ」

「ディエゴ・シメオネ監督の主力であるフランス人ストライカーは、今夏にヨーロッパを離れる可能性を真剣に検討している。MLSが彼の最も可能性の高い行き先になりつつあり、いくつかのクラブが彼の獲得に興味を示している。この状況を考えると、マドリードのクラブは信頼できる代役を探さざるを得なくなり、有力候補として浮上している名前のひとつがレアル・ソシエダのスター、久保建英だ」

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　同メディアは「クラブに近い情報筋によると、シメオネ監督はグリーズマンの穴を埋める理想的な候補として久保に目を向けているという。アルゼンチン人指揮官は、この日本人を、攻撃と守備のプレスの両方で貢献でき、才能、溢れる力、個性がある選手だと見ている。これは彼のプレーシステムの基本的な特徴だ」と綴っている。

「久保は今シーズン、レアル・ソシエダで活躍し、ラ・リーガで最も影響力のある選手の一人としての地位を確立した。様々な攻撃的ポジションでプレーできる能力、１対１で違いを作る能力、そして選手としての成長がアトレティコの注目を集めており、同チームはすでに彼との契約の実現可能性を検討している」

　そして、「久保の契約にとって最大の障害はレアル・ソシエダとの契約状況だ。この日本人選手は2027年までの契約を結んでおり、高額の解約条項（6000万ユーロ）が設定されている。それにもかかわらず、アトレティコはレアル・ソシエダと交渉して移籍金を減額するか、選手を移籍の対象に含めることを望んでいる。さらに、赤と白のクラブは、久保がキャリアを飛躍させ、より大きな志を持ったチームでタイトルを争うことに興味を持っている可能性があることを認識している」と続けた。