「人生で最も幸せな日を汚された」スペイン連盟元会長の“キス事件”の裁判が開始。被害者の同国女子代表選手が証言。衝撃の事実を告白「殺害予告を受けた」
カテゴリ:ワールド
2025年02月04日
「社交の場でも仕事の場でも起こるべきではない」
世界を揺るがせた“キス事件”の裁判が始まり、被害を受けたスペイン女子代表選手が証言した。2月3日、英公共放送『BBC』が伝えている。
騒動は2023年8月20日、オーストラリア&ニュージーランド共催の女子ワールドカップ決勝の試合後に起きた。
スペイン女子代表がイングランドを1-0で下して悲願の初優勝を飾って歓喜に沸くなか、スペインサッカー連盟(RFEF)のルイス・ルビアレス会長(当時)が、表彰式でチームのFWジェニファー・エルモソの頭を両手で掴んで、なんと口にキスをしたのだ。
大バッシングを浴びたルビアレス会長は、あのキスは「お互いに共感し合って、興奮状態にあるなかで同意したもの」と主張したが、エルモソは「自分は弱者であって暴行の被害者。キスに同意する間などなかった」と真っ向から否定。結局、非難が殺到したルビアレス会長は、辞職を余儀なくされた。
性的暴行と強要の罪に問われているルビアレス元会長の公判で、マドリードの法廷の証言台に立ったエルモソは、件のキスが「私の人生で最も幸せな日の一つを汚した」と語った。
「上司が私にキスをした。これは社交の場でも仕事の場でも起こるべきではない」
【動画】世界中から非難を浴びた“キス事件”の決定的瞬間
騒動は2023年8月20日、オーストラリア&ニュージーランド共催の女子ワールドカップ決勝の試合後に起きた。
スペイン女子代表がイングランドを1-0で下して悲願の初優勝を飾って歓喜に沸くなか、スペインサッカー連盟(RFEF)のルイス・ルビアレス会長(当時)が、表彰式でチームのFWジェニファー・エルモソの頭を両手で掴んで、なんと口にキスをしたのだ。
大バッシングを浴びたルビアレス会長は、あのキスは「お互いに共感し合って、興奮状態にあるなかで同意したもの」と主張したが、エルモソは「自分は弱者であって暴行の被害者。キスに同意する間などなかった」と真っ向から否定。結局、非難が殺到したルビアレス会長は、辞職を余儀なくされた。
性的暴行と強要の罪に問われているルビアレス元会長の公判で、マドリードの法廷の証言台に立ったエルモソは、件のキスが「私の人生で最も幸せな日の一つを汚した」と語った。
「上司が私にキスをした。これは社交の場でも仕事の場でも起こるべきではない」
【動画】世界中から非難を浴びた“キス事件”の決定的瞬間
エルモソは、「キスを許可したことは一度もなく、女性として尊重されていないと感じた」と述べた。
「女王様に挨拶し、その娘にも挨拶した。次にルビアレスと対面した。ハグした後に彼がしたのは、私の耳をつかんで口にキスをすることだった。何も聞こえなかったし、理解もできなかった。唇へのキスは私がそう決めたときだけするものだ」
同選手は「連盟から完全に見捨てられたと感じている」とも語っている。
また、キスの直後に呼び出され、事件を重く見ない声明に同意するよう求められたが、拒否したとも証言。さらに、SNS上で暴行の疑いをかけられていたルビアレス氏から、帰りの飛行機の中で一緒に動画を撮るよう頼まれたという
さらに、「殺害予告を受けたため、家族とともにマドリードを離れた」という衝撃の告白もしている。
同メディアによれば、検察は、ルビアレス容疑者に性的暴行の罪で懲役1年、キスは合意の上で行われたと公に発言するよう圧力をかけたとして、強制の罪で懲役1年半を求刑。ルビアレス容疑者は容疑を否認している。
2月19日まで続く裁判で、いかなる判決が下されるのか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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「女王様に挨拶し、その娘にも挨拶した。次にルビアレスと対面した。ハグした後に彼がしたのは、私の耳をつかんで口にキスをすることだった。何も聞こえなかったし、理解もできなかった。唇へのキスは私がそう決めたときだけするものだ」
同選手は「連盟から完全に見捨てられたと感じている」とも語っている。
また、キスの直後に呼び出され、事件を重く見ない声明に同意するよう求められたが、拒否したとも証言。さらに、SNS上で暴行の疑いをかけられていたルビアレス氏から、帰りの飛行機の中で一緒に動画を撮るよう頼まれたという
さらに、「殺害予告を受けたため、家族とともにマドリードを離れた」という衝撃の告白もしている。
同メディアによれば、検察は、ルビアレス容疑者に性的暴行の罪で懲役1年、キスは合意の上で行われたと公に発言するよう圧力をかけたとして、強制の罪で懲役1年半を求刑。ルビアレス容疑者は容疑を否認している。
2月19日まで続く裁判で、いかなる判決が下されるのか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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