マンチェスター・ユナイテッドのルベン・アモリム監督が、現地時間１月30日に開催されるヨーロッパリーグ・リーグフェーズ最終節のFCSB（ルーマニア）戦を前に会見に出席。渦中のマーカス・ラッシュフォードに改めて言及した。クラブ公式サイトが発言を伝えている。

　ラッシュフォードは10番を背負う生え抜きで、クラブの象徴的存在であるものの、練習での姿勢を問題視され、１か月もの間試合に出場していない。その件に関して、今季の途中からユナイテッドを率いているポルトガル人指揮官は数日前、こう語っていた。

「私は毎日最大限の力を発揮しない選手よりも、（63歳のGKコーチ、ジョルジェ・）ヴィタルを優先する。理由はいつも同じ。トレーニングだ。フットボーラーがトレーニングや生活で何をすべきかを、私は毎日考えている。状況が変わらなければ、私は変わらない。どの選手も同じ状況だ。最大限の力を出せば、正しい行動をすれば、どの選手だって起用できる」
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　特に高齢のコーチを絡めた発言箇所は、世界中で大きな話題になったなか、アモリム監督は改めてラッシュフォードの状況を説明した。

「この前私が言ったのは、最大限の力を発揮しない選手は入れないという意味だ。ラッシュフォードを入れないとは言っていない。同じ状況だ。今がその時だと思えば、どんな選手でも再びプレーさせる。私たちはラッシュフォードがいた方が良いチームだ。それは明らかだ。彼は大きな才能を持っているが、その時が来るまで、考えを変えるつもりはない。それだけだ。いつも同じ答えだ。

　誰にとっても同じだよ。出場しない選手もいる。ラッシュフォードは選ばれていないし、それは私の選択だ。彼は変わらなければならない。もし変われば、ラッシュフォードのようなタレントの起用は大歓迎だし、我々にはそれが必要だ。今この瞬間、私は本当に明確だと思う。基準を設ける必要があるんだ。誰に対しても同じルールを作らなければならない」

　今冬の移籍期間終了が迫るなか、岐路に立つ27歳の身の振り方に注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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