プレミアリーグでまさかの15位に低迷しているのが、ビッグ６の一角であるトッテナムだ。

　ここまで７勝３分け13敗の勝点24。直近７試合は１分け６敗と絶不調で、降格圏の18位ウォルバーハンプトンとは８ポイントの差があるとはいえ、残留争いに巻き込まれかねない事態となってきた。

　エースで主将の韓国代表ソン・フンミンも苦悩するこの状況を嘆いたのが、母国メディアだ。『Xpors News』は「ソン・フンミンが２部に降格してしまうかもしれない」と見出しを打ち、こう伝えた。

「ソン・フンミンの所属するトッテナムがあと１、２試合も低迷を続ければ、降格圏に転落する恐れがある。それに伴い、ポステコグルー監督も解任を求める声が強い。だが、当面はクラブから信頼される見通しだ」

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　また、『ニュースエン』は「歴代最悪に向かうトッテナム、なぜ監督を代えないのか？」と主張している。

「トッテナム転落は終わる兆しがない。プレミアリーグでの歴代最悪の成績（15位フィニッシュ）になる可能性がある順位まで落ちてきた。だが、首脳陣はポステコグルー監督を更迭するつもりはない」

　同メディアは、「首脳陣は負傷者の問題でパフォーマンスがしっかり発揮できない状況に情状酌量の余地があるとみている。トッテナムは去るレスター戦で１軍選手をなんと11人も失った状態だった。全体の半分程度が欠場したからチームが正しく運営できないという言葉は一理ある」としつつ、こう指摘している。

「ただ、トレーニング強度とプレー強度が高く、テンポも速い。ローテーションにも積極的でなかった監督のやり方が選手団の負傷を悪化させているという主張も少なくない」

　このまま不振が続けば、オーストラリア人指揮官の解任論がますます激しくなるのは必至。大黒柱である韓国のスターはこの危機を救えるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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