現地時間１月26日に開催されたプレミアリーグ第23節で、アンジェ・ポステコグルー監督が率いる15位のトッテナムは、19位のレスターとホームで対戦。１－２で敗れた。

　リーグ戦３連敗中で６戦未勝利のトッテナムは、33分にリシャルリソンが先制点を奪取。しかし、良かったのはここまで。後半開始直後にジェイミー・ヴァーディーとビラル・エル・カンヌスに得点を許し、７連敗中だったレスター相手に逆転負けを喫した。

　ポステコグルー監督への風当たりは強まる一方だ。解任を求める声が聞こえてくるなか、英メディア『90min』によれば、本人も進退に自信を持てていない様子だ。

　横浜F・マリノス、セルティックなどを経て、昨季からトッテナムを率いているオーストラリア人指揮官は、「２週間後にまだ指揮を執っているか」と問われ、「誰にも分からない。おそらく、かなり多くの人が『ノー』と言うだろう」と率直に答えた。

「フットボールクラブの監督になると、とても傷つきやすく、孤立しやすくなる。私はそれを感じない。選手たちがクラブのために全てを捧げてくれていると感じている。私には本当に献身的なスタッフたちがいる。私は集中している。自分の役割はトライと、選手たちをサポートすることだ」
【動画】生ける伝説に痛恨被弾

　サポーターの気持ちが印象的に表れたのは、タイムアップ時である。主審が笛を吹くや、一斉に大ブーイングした。

「私がこの役職に就いた時に取り組みたかったのは、クラブを団結させ、全員が１つのことに集中できる環境作りだった。明らかに、それは上手くいっていない。ファンが我々の現状に満足していないのは理解できる。難しい問題だよ。特にホームでは、雰囲気を作るためにファンが必要だからね」

　一寸先は闇、ならぬ２週間先は闇――。降格圏まで８ポイント差のトッテナムは、光を見つけられるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【記事】「カオルは全てを持っている」「ビッグプレーヤーだ」１G１Aで“新記録達成”の三笘薫をブライトンの31歳指揮官が手放しで称賛！「一緒に仕事ができて本当に嬉しい」

【記事】「トリッキーな日本人は凄まじい」まさに“ミトマ劇場”！１G１Aの三笘薫に現地メディアから絶賛相次ぐ！「マンUのDFに絶え間ない問題を引き起こした」