加入時に懐疑的な目を向けられながら、ユルゲン・クロップの下で世界的な名門での立場を築いた。アルネ・スロットの就任でまさかの序列低下を強いられたが、前向きに取り組む真摯な姿勢は変わらず。少しずつではあるが、出場機会を増やしつつある。

　遠藤航はリバプールで常に苦境をはね返してきた。専門サイト『Anfield Index』は１月24日、そんな遠藤が「挽回やハードワークの代名詞」だと称賛。日本代表キャプテンがリバプールとそのサポーターの哲学に合っていると評した。

　ポッドキャストで本人が昨季のマンチェスター・シティ戦に賛辞を寄せたことを受け、同メディアは「スロットの下で定位置確保の困難に直面したにもかかわらず、エンドウが呼ばれたときのチームへの影響は疑いようがないものだった」と報じている。

「彼が気に入ったシティ戦は、そのインパクトの証として際立っている。この試合でエンドウはリーグ有数の選手たちを相手に自分のスキルを示した」

「この試合はリバプールファンにおける彼の評価を堅固にしただけでなく、プロとしての挽回力や気迫を強調した」
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　Anfield Indexは「スロット体制での当初の疑問にもかかわらず、エンドウは常に献身的に継続的なパフォーマンスで、チームに不可欠な一員に変わらないと確かにした。リバプールにおける彼の旅路は、その力とクラブに対するコミットメントを反映した粘り強さの鮮やかな物語だ」と続けた。

「揺るぎないスピリットと献身性を特徴とするエンドウの旅路は、リバプールというクラブの理念と深く共鳴する。シティ戦は彼の技術的な力だけでなく、リバプールのあらゆるサポーターが高く評価する精神的な強さも際立たせたのだ」

「スロット新監督の下で、戦略はクロップ体制から変わったかもしれない。だが、減少はしたものの、エンドウの役割が重要であることは変わっていないのだ。彼は決してあきらめず、常に前進するという、リバプールのスピリットを体現している」

　とはいえ、遠藤は限られた役割で満足しているわけではない。さらなる信頼獲得と出場機会の増加を目指し、シーズン後半戦に向けて意気込んでいるだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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