三笘薫が大活躍した試合は、マンチェスター・ユナイテッドの苦しい状況も浮き彫りにした。

　１月19日のプレミアリーグ第22節で、ユナイテッドはブライトンに１－３とホームで敗れた。三笘が１得点・１アシストと勝利に貢献した一戦で、ユナイテッドは枠内シュート１本。流れの中からの枠内シュートはなかった。

　ユナイテッドは第14節からのリーグ戦９試合で６敗。鎌田大地が所属するクリスタル・パレスに抜かれ、13位に転落している。エリク・テン・ハーフ前監督を解任し、スポルティングからルベン・アモリム監督を引き抜いたが、状況は好転していない。

　米スポーツチャンネル『ESPN』によると、アモリムは試合後に「前の監督よりも負けている。それは十分に分かっているよ。何があっても私は変えない」と述べている。

「我々は成功できると分かっている。だが、この瞬間を生き残る必要がある。私はうぶじゃない。我々は今を生き残らなければいけないんだ。我々はユナイテッドの歴史で最悪のチームかもしれない。メディアが見出しを望むのは分かっているが、私がこう言っているのは、我々がそれを認識し、変えなければいけないからだ。さあ、見出しにしてくれ」

【動画】三笘薫がマンU相手に圧巻の１ゴール・１アシスト　

　就任から15試合で６勝２分け７敗という戦績の指揮官は、「全員の出来が悪い。どんな状況だろうが、我々は出来が良くない。それを受け入れなければならない」と続けた。

「これほど多くの試合で負けるのは受け入れられない。どんなプレミアリーグのクラブにとってもね。ユナイテッドならなおさらだ。だから、本当につらい時期だよ。だが、我々は続けなければならない。続けないといけない。ほかに道はないんだ。苦しみに耐え、続ける必要がある」

　その先に明るい未来はあるのか。復活が期待されていた名門に、何が待っているのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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