昨夏にトッテナムと契約し、今冬に合流した韓国の天才FWヤン・ミンヒョクはまだピッチに立てていない。

　18歳のイングランドデビューを期待する韓国のメディアは、苛立っているようだ。『Exports News』は「ヤン・ミンヒョク、U-21試合でプレーするだと？ MVP候補なのに…２試合連続でメンバー外」と見出しを打ち、次のように伝えた。

「KリーグでMVP候補にまであがり、多くの期待を抱いてトッテナムに入団したヤン・ミンヒョクのデビュー戦が遅れている。１軍ではなくU-21チームで調整期間を過ごすだろうという予想も出ている。Kリーグからプレミアリーグに直行した先輩の道とはかけ離れており、残念だという声もある」
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　同メディアは、「彼は2006年生まれで江原FCをリーグ２位に導き、KリーグのMVP候補になった。ベスト11に選出され、ヤングプレーヤー賞を受賞して歴代最高の有望株の誕生を知らしめた」と紹介しつつ、こう綴っている。

「昨年７月にトッテナムと契約を結んだ後、2024シーズン終了後の12月にトッテナムに合流したヤン・ミンヒョクはチームに適応してデビューする機会を待っている。しかし、ポステコグルー監督はヤン・ミンヒョクの出場を慎重に見極めている」

　記事は「過去にKリーグで大活躍をし、プレミアリーグのボルトンに移籍したイ・チョンヨンの例とは次元が違う。当時21歳で2009年夏にボルトンへ移籍した彼は、直ちにチームの中心MFとして位置付けられ、ボルトンだけで195試合に出場した」と指摘。「現地ファンもヤン・ミンヒョクに期待感があるようで、出場できないことについて疑問を抱き始めた」と続けている。

　果たして、韓国の新星はいつデビューを飾るのか。アンジェ・ポステコグルー監督の起用法が注目を集めている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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