現地時間１月16日に開催されたプレミアリーグ第21節で、菅原由勢が所属する最下位のサウサンプトンは、15位のマンチェスター・ユナイテッドと敵地オールド・トラフォードで対戦。菅原はフル出場したなか、１－３で敗れた。

　先制したのはサウサンプトンだった。前半終了間際の43分、CKから相手のオウンゴールを誘った。そのまま１－０で終盤に突入し、リーグ戦11試合ぶりの勝利に近付いていた。

　しかし、82分にアマド・ディアロに同点弾を奪われると、90分にもディアロに被弾。結局、キレキレの22歳には90＋４分にもネットを揺らされ、ハットトリックを許し、終わってみれば完敗を喫した。
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　クラブ公式サイトによれば、イバン・ユリッチ監督は試合後、「75分間は本当によくやったと思うが、最後の15分間は本当に試合運びが悪かった」と総括。そのうえで、こう訴えた。

「もっと“dark arts”（闇の手法）を用いなければならない。私たちがやらなかったファウルや些細な部分だ。絶対に負けるに値しない試合を落とした」

　今季の途中から率いているクロアチア人指揮官はまた、2400人の割り当てを完売させたアウェーサポーターに賛辞を送った。

「彼らは信じられないよ。勝点６で最下位なのに、こんなのは初めてだ。（自分たちの本拠地）セント・メリーズはいつも満員で、今日もたくさんの観客が来てくれて、声援を耳にした。（結果を出せなくて）申し訳ないが、今夜の試合を少しは誇りに思うべきだと思う」

　サウサンプトンは昨年11月２日にエバートンを１－０で下し、待望のリーグ戦初白星を挙げて以降、勝利から遠ざかっている。ファンにとっても非常にフラストレーションの溜まる状況が続いていることは間違いない。それでも彼らは懸命にサポートを続けている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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