日本の逸材がまた一人、海を渡るかもしれない。

　イタリアメディア『Mondo Primavera』が、川崎フロンターレのDF高井幸大にイタリアの超名門ユベントスが関心を持っていると報じた。

　記事によれば、ユーベのクリスティアーノ・ジュントーリSDが高井への興味を認めており、「この若手DFに対する計画は明らかだ。１月に彼と契約し、その後にヨーロッパのサッカーに慣れるためにベルギーかオランダへレンタル移籍させたいと考えている」という。「そうすればユベントスの扉は開き、彼は来年チームに復帰し、EU圏外選手のポジションは自由になるだろう」と続けている。

　192センチのサイズを誇る20歳のCBは、パリ五輪で活躍し、今年９月の中国戦で日本代表デビュー。J1のベストヤングプレーヤー賞にも輝くなど、充実の１年を送った。
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　その大器に、セリエA最多優勝を誇るビッグクラブが興味を持っているというニュースは、他国にも驚きを与えたようだ。

　韓国メディア『スポーツ朝鮮』は「日本にこんな選手はいなかった。20歳のDF獲得へユーベが腕まくり！来年１月の獲得目ざす」と題した記事を掲載。こう綴っている。

「現在、日本代表選手の大半が欧州の舞台で活躍している。しかし、ストライカーやMFに比べると、ディフェンスラインで目立った海外選手はいない。冨安健洋（アーセナル）がいるが、今季限りでの放出も噂されるなど、ガラスの身体になってしまったことで失望が広がっている。ユベントス移籍を機に、高井が日本守備陣の新たな希望として浮上するかに注目が集まる」

　また、『直播吧』など複数の中国メディアもこのニュースを報道。同国のファンからは次のような声が上った。

「ユベントスが注目するほどの若い日本人選手がいるのか？信じられない」
「オリンピックでの成績はクバルシよりも良かった」
「日本と韓国の選手は若くして海外に行く能力があり、その能力は比べものにならない」

　果たして、イタリア移籍は実現するのか。今後の動きに注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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