今季からリバプールを率いるアルネ・スロット監督が、現地時間12月22日に開催されるプレミアリーグ第17節のトッテナム戦を前に会見に出席。敵将のアンジェ・ポステコグルーへのリスペクトを示した。クラブ公式サイトが発言を伝えている。

　日本代表のキャプテン遠藤航も所属するリバプールが首位に立つ一方、トッテナムは10位と苦戦を強いられている。就任２年目のポステコグルー監督を批判する声が少なくないなか、46歳のオランダ人指揮官は「トッテナムのプレースタイル」を問われた際に、次のように語った。

「私はオランダ出身だが、MATCH OF THE DAY（英公共放送『BBC』の名物番組）をよく見ていた。トッテナムで言うと、（ダビド・）ジノラ、ポール・ガスコイン、グレン・ホドル、最近では（ルカ・）モドリッチ、私にとってはラファエル・ファン・デル・ファールト...そしてガレス・ベイルを思い出す。彼らは私にとって常にフットボール界のブランドであり、ある種のアイデンティティを持っている。

　アンジェ・ポステコグルーはそのアイデンティティを完全に取り戻したと思う。彼らを見るのは毎回楽しい。たまに結果が不利になるけれど、私たちと同じように（マンチェスター・）シティを破ったチームの１つだ。アンジェがやっている仕事は素晴らしい」
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　スロット監督はさらに、リーグカップ準決勝の２試合でも顔を合わせるトッテナムへ、こんなエールを送った。

「アンジェがトロフィーを獲得するよう願っている！リーグカップじゃない大会でね！私はヨーロッパリーグに出場する彼のチームのファンなんだ。彼のフットボールのスタイルにとって、トロフィーはより重要だ。もし彼がそれを優勝と結びつけられれば、フットボール全体にとって非常に良いことだ。『攻撃的すぎる』などと言う人がいなくなるからね」

　攻撃力に大きな特長を持つ者同士のビッグマッチは、どちらに軍配が上がるだろうか。直近のサウサンプトン戦（２－１、リーグカップ準々決勝）でフル出場し、高い評価を得た遠藤の活躍も期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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