日本代表から戻って最初の試合でも、これまでの良い流れを保ったかたちだ。

　リーズの田中碧は11月24日、チャンピオンシップ（イングランド２部）の第16節スウォンジー戦でスタメンに名を連ね、試合終了までプレーした。リーグ戦では９試合連続の先発フル出場だ。チームは４－３で勝利を収めている。

　先制点の場面で得点者を見逃したかたちの田中だが、試合を通じてのパフォーマンスに対する評価は上々だ。終盤に追いつかれたなか、アディショナルタイムに左サイドを突破して決勝点の起点となったことも称賛されている。

　専門サイト『MOT Leeds News』によると、リーズのレジェンドFWであるジャーメイン・ベックフォードは、『Sky Sports』で「まったくもって凄かった」と、田中に大きな賛辞を寄せた。

「スウォンジーの最初のゴールシーンの守備を除き、今日の彼はまったくファンタスティックだった。常に正しいエリアにいて、相手のプレーを阻み、味方につなぎ、彼らが苦しめた」

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　MOT Leeds Newsは「夏にわずか290万ポンド（約５億8000万円）で獲得したタナカは、今季のお買い得補強のひとりのようだ。イーサン・アンパドゥが近く復帰し、イリヤ・グルエフが来年復帰見込みでも、現在の調子からタナカをすぐに外すのは難しい」と報じている。

「『FBref』によると、前方へのパスとボール奪還はリーグでそれぞれトップ３に入り、インターセプトもトップ10入り。まだリーズで示せていないのは、ゴールへの貢献だ。昨季、彼はドイツ２部で７得点、４アシストを記録している」

「チャンスを待たなければならなかったが、今の彼はそれを両手でしっかりとつかみ、リーズにとって貴重な資産であることを証明した」

　リーズはこの勝利でサンダーランドとシェフィールド・ユナイテッドとポイントで並び、首位に浮上した。田中もチームもこのままの勢いを保ち、プレミアリーグ昇格に向かいたいところだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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