“負のサイクル”に陥って自滅した中国。日本戦で何より酷かったのが…【W杯最終予選】

カテゴリ:日本代表

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2024年11月20日

地獄のような展開だった

日本戦の中国はイージーなミスが多かった。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部/現地特派)

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 2024年11月19日、北中米ワールドカップ・アジア最終予選で日本が中国を3-1と撃破した試合は正直、面白味に欠けた。何も日本のパフォーマンスにケチをつけているわけではない。取るべきタイミングでしっかりと点を決めてアウェーで白星を掴んだわけだから、日本代表のスタッフ、選手たちにまずは素直に拍手をおくりたい。

 試合の興味を削いだ原因は、日本と中国のクオリティに差がありすぎた点にある。このゲームを観て、眠気に襲われた方もいたのではないか。それほど中国のパフォーマンスは厳しかった。

 あっさりと3ゴールを奪われた中国の守備がガタガタとの印象もあるが、何より酷かったのが組み立ての質だ。この日の中国はボールを奪っても、そこからイージーなミスを連発。すぐさまボールを失い、日本の攻撃を受ける形となった(特に前半は)。
 
 どうにか弾き返しても、すぐさま相手(日本)のボールになってしまう。中国の守備陣にとっては地獄のような展開で、そうなるとスタミナもメンタルも削られ流。試合終盤になって中国の足が止まった一因は、自分たちのミスから“負のサイクル”に陥った点にあったのではないか。

 中国が自滅したと、そんな捉え方もできる試合だった。せっかくのマイボールを軽率なミスで失い、そこから攻め込まれ、コーナーキックを取られて失点する。結局は日本に対抗できるだけの力がなく、必然の敗戦だった。

 日本とのクオリティの差は一朝一夕では埋まらない。

文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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