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「1点取って来い」指揮官の言葉を受け、投入直後にゴール。山岸祐也が意識した“慌てない、落ち着く、自信を持つ”【名古屋】

カテゴリ:Jリーグ

金子 徹(サッカーダイジェスト編集部)

2024年10月13日

「出来過ぎかなと思います」と笑顔

後半のスタートから投入され、すかさずゴールを奪った山岸。写真:永島裕基

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 名古屋グランパスは10月13日、ルヴァンカップ準決勝第2戦で横浜F・マリノスとホームで対戦。敵地での第1戦を3-1で先勝していたなか、第2戦は1-2で落としたが、2戦合計4-3で競り勝ち、決勝進出を決めた。

 名古屋はこの一戦で敗れたものの、チームを決勝の舞台・国立に導く貴重なゴールを奪ったのが、後半のスタートから投入された山岸祐也だ。

 1点ビハインドで迎えた46分、左サイドでのスローインの流れから、永井謙佑のパスにボックス内中央で反応した山岸が、相手GKの位置を冷静に確認して右足でゴール右下に流し込んだ。
【動画】山岸祐也の同点ゴール!
 ハーフタイムに長谷川健太監督から「マリノスはこのままじゃ終わらないから、1点取って来い」という言葉をかけられて送り出されたという山岸は、「いつものリーグと違って、このままでも突破できる状況だったし、1点取られたら追いつかれてしまう状況でもあったなかで、(後半)開始早々に取れたのは出来過ぎかなと思います」と笑顔を見せる。

 名古屋は同点に追いついたあとも横浜にゲームを支配されたが、山岸はチームメイトに「大丈夫」と声を掛け続けていたという。その真意とは。

「自分は気持ちとか言霊ってあると思っています。去年のルヴァン決勝も(浦和)レッズは守備が固いと言われていたなかで、僕らが2点を取って勝った。僕が(60分に)PKを外して流れが変わった部分も含めて、そのちょっとのところに宿っていると思っているので、慌てないこと、落ち着くこと、自信を持ってやることを常に自分は意識してやっています。みんなにどう伝わったかは分からないですけど、言い続けました」

 昨季はアビスパ福岡の一員としてルヴァンカップ優勝を味わった山岸は、その経験を名古屋でも大いに発揮していると言えるだろう。そしてタイトルへの強い想いも口にする。

「去年獲って、嬉しいってよりもまた獲りたいって感情のほうが強かった。またチャンスが来たので、チームは変わりますけどグランパスでタイトルを獲って星をつけたい。負けたら意味がないので、絶対に獲りたい」
 
 名古屋は2021年以来2度目のルヴァンカップ制覇を狙うなかで、31歳のストライカーはチームにタイトルをもたらす活躍を見せられるか。

取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)

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