遠藤航が所属するリバプールは、現地９月28日に開催されたプレミアリーグの第６節で、ウォルバーハンプトンとアウェーで対戦。下位に沈む相手に苦戦しながらも、２－１で勝利を収めた

　前節のボーンマス戦（３－０）でまさかのベンチ外となり、ミッドウィークのウェストハムとのカラバオカップ３回戦（５－１）で初先発を飾った遠藤はベンチスタート。またも出番なしとなった。一部メディアは、ダルウィン・ヌネェスが病欠しなければ、またメンバー外だったとの見解を示している。

　ウェストハム戦では、慌ててクリアしたボールが味方に当たって、オウンゴールになる不運があったものの、攻守に奮闘をみせた。では、なぜアルネ・スロット監督の評価を上げられなかったのか。

　リバプールの専門サイト『THE KOP TIMES』はウェストハム戦のパフォーマンスが平均以下だったと指摘したうえで、「評論家らはまた、エンドウの積極的なパスの欠如を指摘した」と伝えている。
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　また、英メディア『GiveMeSport』は「エンドウのウェストハム戦でのパフォーマンスは期待外れ。このMFはボールを前進させるのが得意ではなかった」と主張している。

「元シュツットガルトのMFは、スロットの前に進めるパスというモットーに完全にはフィットしていない。アレクシス・マカリステル、ライアン・フラーフェンベルフ、カーティス・ジョーンズが31歳の彼よりも上位にランクされている」

　同メディアは、「エンドウが今後数週間あるいは数か月間、アルネ・スロット監督の計画において大きな役割を果たさないことは、シーズン序盤に明らかになった。日本代表は今シーズン、ハマーズ戦で初めて先発出場したばかりで、（残りは）アディショナルタイムに途中出場したわずか２試合のみ。また、クワンサーへの慌てたクリアによるオウンゴールは、オランダ人監督の下でプレーする時間に関してエンドウにとってプラスにはならないだろう」と続けている。

「エンドウが近いうちにプレミアリーグでプレーする姿を見ることはなさそうだ。そうなると、先発出場はカップ戦とチャンピオンズリーグのみに限られるかもしれない」

　苦境はまだ続きそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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