８月30日、UEFAはヨーロッパリーグ（EL）のリーグフェーズの抽選会を行なった。

　前日に抽選が行われたチャンピオンズリーグ（CL）同様、ELも今季から新フォーマットになる。出場36チームのうち、上位８チームが決勝トーナメント進出。９位から24位までがプレーオフを戦い、勝者がラウンド16に勝ち進む。

　久保建英が所属するレアル・ソシエダは、アヤックス、ラツィオ、PAOK、マッカビ・テルアビブ、ディナモ・キーウ、ヴィクトリア・プルゼニ、アンデルレヒト、ニースと対戦することに決まった。

　昨季、鎌田大地が所属したラツィオは、ソシエダ同様に昨季のCLを戦ったイタリアの強豪だ。ただ、鎌田のほかに、チーロ・インモービレ、ルイス・アルベルト、フェリペ・アンデルソンといった近年の主力がこぞって退団。昨季途中に辞任したマウリツィオ・サッリ監督に続き、後を継いだイゴール・トゥドール監督も退陣し、マルコ・バローニ監督の新体制で今季に臨んでいる。

　ラツィオ専門サイト『Lazialita』は、組み合わせ抽選の結果を受け、ソシエダについて「バローニ率いるチームにとって大きく厄介な存在となり得る」と警戒。「ラ・リーガで安定してトップ６に入り、才能豊かなメンバーを誇る」と分析した。

「真っ先にあがる名前は、マルティン・スビメンディとミケル・オジャルサバルだ。スペイン代表でEURO2024も制し、ソシエダでキャプテンを務める10番の後者は、イングランドとのファイナルで決勝点をあげた」
【画像】好カード続出！新CLの全対戦カード一覧

　また、同メディアは「若きタレントで強調すべき名は、23歳のアンデル・バレネチェア。素晴らしく有望なスペインの新たなファンタジスタだ」と続けている。

「そして、2001年生まれの日本人、タケフサ・クボ。フィニッシュの局面で優れた能力を持ち、速さと予測不可能なところを持つ選手である。また、ローマに短期間在籍し、スペインの地でキャリアを再建させたウマル・サディクだ」

『Lazialita』は、２年前のELでジョゼ・モウリーニョ監督率いるローマがソシエダに苦しめられたと紹介。「ラツィオは注意深くプレスし、典型的な『ティキタカ』を阻み、決勝トーナメント進出候補の一角を相手に良い結果を残すためのクオリティが必要となる」と報じた。

　ラツィオを筆頭に、ELのライバルたちを相手に、久保がどのようなパフォーマンスを見せるか注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【PHOTO】９頭身の超絶ボディ！ 韓国チア界が誇る“女神”アン・ジヒョンの悩殺ショット