敵地エコパスタジアムで盛大な拍手。磐田サポの粋なエールに鹿島FW師岡柊生が感謝!

カテゴリ:Jリーグ

渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

2024年08月12日

一時は磐田内定も…紆余曲折を経てプロ入り

「活躍することが恩返しになる」と語った師岡。写真:鈴木颯太朗

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 試合前に先発メンバーがアナウンスされた時だった。鹿島の師岡柊生の名前が読み上げられると、エコパスタジアムは両チームのサポーターからの拍手で包まれた。

 鹿島は8月11日、J1第26節で磐田と敵地で対戦。鈴木優磨のPKで先制するものの、山田大記と古川陽介にゴールを許し、1-2で逆転負けを喫した。

 4-2-3-1の右サイドで先発した師岡は、精力的な動きで先制につながるPKを獲得するなど、後半アディショナルタイムまでプレーした。

 磐田戦でJ1通算24試合目の出場を果たした大卒2年目のストライカーは、プロ入りまで紆余曲折があった。東京国際大時代に最初に内定を受けたのは磐田だった。しかし、ファビアン・ゴンザレスの契約問題で、磐田がFIFAから2023年の新規選手登録禁止処分をくだされ、加入内定は取り消しに。そこに手を差し伸べたのが鹿島だった。

 そんな磐田と敵地で対戦するのは今回が初。

 入場前の拍手は聞こえなかったというが、ぜひDAZNで見返してほしいと伝えると、「(サポーターのみなさんには)本当に感謝しています」とはにかんだ。
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「ゲームとしては楽しかった」と語る一方で、いろんな形でエールを送ってくれたファンのためにも「活躍することが恩返しになると思う。もっともっと成長した姿を見せたい」と意気込む。

「自分自身もっとゴールに近づかなきゃいけなかった。やっぱり点が取れなかったっていうのは、前線の責任でもあるし、追加点を取れれば後ろももっと楽だったと思う。そこは自分にしっかりベクトルを向けて次につなげたい」と気を引き締めた。

 鹿島の主力として定着しつつある師岡は、さらなる飛躍を遂げられるか。磐田での一戦は深く心に刻まれたことだろう。

取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

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