現地８月６日に、パリ五輪・女子サッカーの準決勝でアメリカ女子代表とドイツ女子代表が激突した。

　両チームはグループステージでも対戦しており、この時はアメリカが４－１で大勝していた。ファイナル進出を懸けた“再戦”で、序盤から試合を優位に進めたのはアメリカ。４分にはロッドマンのクロスからラベルが惜しいシュートを放つなど、シンプルかつ効率的なアタックで好機を創出する。

　ボール支配率で上回るアメリカに対し、ドイツは集中した守備で対抗。局面のバトルでタフに戦い、ゴール前でも身体を張って守る。

　徐々にドイツも前に出ていく回数を増やし、24分にはブラントが左サイドからドリブルで持ち運んでボックス内に侵入し、左足を振ったが、GKネイハーにストップされる。

　お互いに得点のチャンスを作りながらもモノにできず。試合はスコアレスで折り返す。
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　迎えた後半、両チームともに相手ゴールに迫るものの、フィニッシュであと一押しが足りず、なかなかゴールを割れない。62分にはアメリカのスワンソンがロングボールに抜け出し、相手GKもかわしてシュートも、枠を捉えられない。74分にはドイツのミンゲが思い切りの良いミドルも、これはGKの正面に飛ぶ。

　79分にはアメリカに絶好機が訪れる。右CKの流れから、ガーマが頭でつないだボールにホランがヘッドで合わせる。ゴール左を狙った鋭いシュートは、ドイツの守護神ベルガーの好守に阻まれる。86分にはスルーパスに飛び出したスワンソンがネットを揺らすが、これはオフサイドの判定で得点ならず。

　結局、90分とアディショナルタイム５分を終えてスコアボードは動かず。延長戦に突入し、ついにアメリカが均衡を破る。95分、スワンソンの縦パスにスミスが反応。相手に寄せられながらも体勢を保ち、力強く右足シュートをねじ込んだ。

　この１点を最後まで守り抜いたアメリカが１－０で勝利し、決勝に駒を進めた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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