準々決勝の相手はスペインだ。GS初戦でなでしこジャパンを2-1で破った女子に続き、男子も日本と顔を合わせることとなった。
では、そのスペインで注意すべきキープレーヤーはだれか。今大会のスペインには、EURO2024を制覇したA代表からふたり選出されている。そのひとりが10番を背負うアレックス・バエナだ。
インサイドハーフや左サイドハーフを主戦とするMFで、所属するビジャレアルでは攻撃の中心として活躍。昨シーズンのラ・リーガでは34試合に出場して14アシストを記録し、アシスト王に輝いている。正確な右足から放たれるキラーパスには要警戒だ。
もうひとりの欧州制覇経験者が、背番号11のフェルミン・ロペス。EUROで一大センセーションを巻き起こしたラミネ・ヤマルと並び、昨シーズンのバルセロナで最も成長した若手のひとりだ。
22-23シーズンはスペイン3部のリナレスにレンタルされていたが、そこで37試合・12ゴールと結果を残し、23-24シーズンのプレシーズンでバルサのトップチームに帯同されると、レアル・マドリーとの試合でゴールを挙げるなどアピールに成功。開幕からのトップチーム入りを掴んだのだ。
インサイドハーフやトップ下、サイドにも対応できるポリバレント性と、球際でもファイトする闘争心の高さでシャビ前監督の信頼を掴み、公式戦42試合・11ゴールを記録。まさに大ブレイクのシーズンだった。
そのフェルミンと同じく、シャビの秘蔵っ子とも言えるのがCBのパウ・クバルシだ。1月に16歳でバルサのトップチームデビューを果たすと、アンドレアス・クリステンセンやイニゴ・マルティネスといった実力者を押しのけてレギュラーに定着。
【PHOTO】U-23日本代表のイスラエル戦出場15選手&監督の採点・寸評。好セーブ連発の守護神や決勝弾を挙げたエースの評価は?