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ラ・リーガのアシスト王にシャビの秘蔵っ子…大岩が準々決勝で対戦するスペインのキープレーヤーは? 最も警戒すべきは「バルサを粉砕したフィジカルモンスター」【パリ五輪】

カテゴリ:日本代表

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2024年08月01日

16歳でバルサのCBに定着した恐るべき逸材も

準々決勝で対戦するスペイン。バエナ(10番)やフェルミン(11番)など、警戒すべき選手は枚挙にいとまがない。(C)Getty Images

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 現地時間7月30日に開催されたパリ五輪のグループステージ(GS)最終戦で、U-23日本代表は、欧州予選ベスト4のイスラエルに1-0で勝利し、首位通過を決めた。

 準々決勝の相手はスペインだ。GS初戦でなでしこジャパンを2-1で破った女子に続き、男子も日本と顔を合わせることとなった。

 では、そのスペインで注意すべきキープレーヤーはだれか。今大会のスペインには、EURO2024を制覇したA代表からふたり選出されている。そのひとりが10番を背負うアレックス・バエナだ。

 インサイドハーフや左サイドハーフを主戦とするMFで、所属するビジャレアルでは攻撃の中心として活躍。昨シーズンのラ・リーガでは34試合に出場して14アシストを記録し、アシスト王に輝いている。正確な右足から放たれるキラーパスには要警戒だ。

 もうひとりの欧州制覇経験者が、背番号11のフェルミン・ロペス。EUROで一大センセーションを巻き起こしたラミネ・ヤマルと並び、昨シーズンのバルセロナで最も成長した若手のひとりだ。

 22-23シーズンはスペイン3部のリナレスにレンタルされていたが、そこで37試合・12ゴールと結果を残し、23-24シーズンのプレシーズンでバルサのトップチームに帯同されると、レアル・マドリーとの試合でゴールを挙げるなどアピールに成功。開幕からのトップチーム入りを掴んだのだ。

 インサイドハーフやトップ下、サイドにも対応できるポリバレント性と、球際でもファイトする闘争心の高さでシャビ前監督の信頼を掴み、公式戦42試合・11ゴールを記録。まさに大ブレイクのシーズンだった。

 そのフェルミンと同じく、シャビの秘蔵っ子とも言えるのがCBのパウ・クバルシだ。1月に16歳でバルサのトップチームデビューを果たすと、アンドレアス・クリステンセンやイニゴ・マルティネスといった実力者を押しのけてレギュラーに定着。

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 チャンピオンズリーグのラウンド・オブ16では、ナポリのストライカー、ヴィクター・オシメーンを向こうに回してもまったく動じることなく、ほぼ完璧に封じてみせた。ラ・マシア(バルサの下部組織)出身で足下のスキルも特筆に値し、とくに一発で局面を変える正確なロングフィードには注意したい。

 そんなスペインの中でも、最も“怖い”存在として名前を挙げたいのがFWのサムエル・オモロディオンだ。身長193センチという長身ストライカーの最大の武器は、圧倒的なフィジカル。昨シーズンはアトレティコ・マドリーからアラベスにレンタル移籍すると、1部リーグ初挑戦ながら、その身体能力の高さで対峙するDFを恐怖に陥れた。

 相手を弾き飛ばすパワフルさに加え、トップスピードの速さも持ち併せている。とくに強烈な印象を残したのがバルサ戦だ。ジュル・クンデやロナルド・アラウホといったワールドクラスの守備者を圧倒的なフィジカルで粉砕し、2試合で2ゴールを挙げた。

 今大会はオーバーエイジ枠で招集された主将のアベル・ルイスの控えという立場ながら、先発したGS3戦目のエジプト戦ではヘディングで初得点を奪っている。日本は過去の国際大会で、圧倒的なフィジカルを持つアタッカーに何度も苦しめられてきた。個人ではなく、チーム全体で連動して止めるという意識が必要だろう。

 スペインは他にも、ジローナの躍進に貢献した攻撃的左SBのミゲル・グティエレス、スピード溢れるドリブル突破が特長のディエゴ・ロペス、パスセンスとインテリジェンスを兼ね備えたMFのパブロ・バリオス、“オサスナのペドリ”とも称されるテクニシャンのアイマール・オロスなど多士済々だ。

 振り返れば、日本は東京五輪の準決勝でスペインと戦い、0-1で敗れている。3年越しのリベンジを果たし、56年ぶりのメダル獲得へ王手をかけられるか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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