2011年のドイツ・ワールドカップ（W杯）優勝、翌年のロンドン五輪銀メダル、2015年のカナダW杯準優勝――。2010年代の前半、なでしこジャパンは間違いなく女子サッカーの中心にいた。しかしここ数年、大舞台の決勝から遠ざかっており、栄光は過去のものとなりつつある。
2024年現在、世界から見て日本女子代表はどの立場にあるのか。イギリスの有力紙『The Guardian』はパリ五輪の開幕を前に、勢力図を掲載。優勝候補に直近のW杯を制したスペイン、開催国のフランス、圧倒的な実績を誇るアメリカを挙げたうえで、日本は「アウトサイダー」として紹介している。
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「ミヤザワはもう一度感動を与えようとしている」
「日本は昨夏のワールドカップで、特にスペインを４－０で下して注目を集めた。この２チームがグループCで対戦する。初日に行なわれる再戦は非常に楽しみだ。
フトシ・イケダ（池田太監督）のチームにはポテンシャルがあるが、その実力がどの程度なのかはまだ分からない。ヒナタ・ミヤザワ（宮澤ひなた）はフィットしており、もう一度感動を与えようとしている。一方、チェルシーのヤングスター、マイカ・ハマノ（浜野まいか）にとっては、この数週間がブレイクするきっかけになるかもしれない」
なでしこジャパンは１年前のW杯でベスト８敗退に終わるも、グループステージでは最終的に得点王になった宮澤の２ゴールなどで、スペインに４－０で大勝した。今回も同ステージで戦うなか、再び欧州の強敵を打ち破り、世界の中心へ返り咲く足掛かりを作れるか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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