現地時間７月15日、セリエAのパルマはベルギー１部シント＝トロイデン（STVV）から日本代表GKの鈴木彩艶が完全移籍で加入することを発表した。契約期間は2029年６月30日までの５年間だ。

　鈴木は昨年の夏に浦和レッズからSTVVに加入。海外挑戦１年目の昨季は、リーグ戦32試合に出場。50失点、クリーンシート６回という成績だった。また日本代表としても、今年１月のアジアカップで正GKとして日本の全５試合でプレーしている。

　クラブの公式サイトによると、欧州５大リーグへのステップアップを果たした鈴木は、以下のように決意を述べている。
【動画】パルマが公開した鈴木彩艶の歓迎ムービー

「パルマの一員になれて嬉しく思います。このクラブは素晴らしい歴史を持ち、世界中に多くのファンがいて、新シーズンはセリエAで戦うことになります。僕は常にベストを尽くし、チームの成功に貢献できるよう努めていきます」

　また、クラブのスポーツディレクター（SD）であるマウロ・ペデルツォーリ氏は、「我々は彼を強く求めたが、交渉は長くて複雑だった」と明かし、「ザイオンには多くの関心が寄せられていた。最終的には、彼と我々の希望が勝ち、実りある関係を築くという約束に至った」と契約の経緯を述べる。

　さらに続けて、「彼がそのポジションで最も若く、才能を持った一人であり、日本とベルギーの両方でかなりの経験を積んでいることを考えると、我々の喜びは倍増だ。我々は彼を歓迎する。またチームとファンから暖かく迎えられると確信している」と期待を寄せている。

　パルマにとって、中田英寿氏以来２人目の日本人選手となった鈴木の新天地での活躍に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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