ファイナルの舞台でも、期待に応えるパフォーマンスを見せられるか。

　ドイツで開催されているEURO2024も、あと１試合。欧州タイトルを懸けて、現地７月14日にスペインとイングランドが激突する。

　イギリスの日刊紙『THE Sun』は「スペインのセンセーショナルな10代のスーパースターは、次々と記録を破っている」と、ラミネ・ヤマルに注目。「冷静で、自信に満ちており、シンプルな哲学でプレーしている」と記す。

　同紙によれば、13日に17歳の誕生日を迎えたヤマルは、「最初の一手が勝負を大きく左右する」と、試合のスタートからアクセル全開でプレーするつもりだ。

「もし僕が相手のフルバックを抜けば、そこで試合は決まる。いつも彼らはプレッシャーをかけてくるから、そこをかわせば、ゴールを陥れることができる」

　ピッチ上でやるべきことは、明確だ。

「ボールを受けて、１対１になれば、僕は常にフルバックを狙う。これは本当に心理的なゲームなんだ。僕が狙えば、彼らは警戒して、そうすればもっと追い込めるし、アドリブも効くようになる」
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　自身が“子ども扱い”されないことも十分に承知している。

「僕はどう見られているだろうか。普通の選手として、だね。相手は、僕が若いからってファウルをしないなんて思っていない」

　右サイドでヤマルとコンビを組むダニエル・カルバハルは、「ラミネはゲームに集中していて、まるで友だちと遊んでいるかのようにプレーするよね」と、ピュアな姿勢を好意的に見ている。

「でもそれが彼の良いところだ。最終的にはその自信が大いに役立っている」

　決勝戦でもヤマルは堂々と振る舞い、歓喜の瞬間のために走り続けるだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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