日本代表守護神の鈴木彩艶は、先日からセリエAのパルマへの移籍が取りざたされている。シント＝トロイデンのクラブ史上最高額で移籍する可能性もあるようだ。

　ベルギーのメディア『Voetbalprimeur』の報道としてパルマ専門サイト『Parma Live』が伝えたところによると、シント＝トロイデンはパルマに1000万ユーロ（約17億円）を求めたという。

　この金額で移籍となれば、2021年に冨安健洋がボローニャに移籍したときを上回り、シント＝トロイデンの新記録になるとのことだ。

　もちろん、パルマもできるだけ金額を下げたいところだろう。ただ、Parma Liveは「素晴らしい有望株ではあるが、まだ示すべきことが多い若者に対する額としては少し大きすぎと思われ、パルマは金額を下げたいと望んでいる」と伝えた。

「だが、短期間でまとめたいという希望から、パルマはあまり妥協せずに受け入れるかもしれない。両クラブは取り組んでいるところだが、もう合意寸前だろう。選手は移籍するのを待つばかりだ」
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　一方、『ParmaToday』は同日、新シーズンからシント＝トロイデンを率いるクリスティアン・ラタンツィオ監督に取材。指揮官は「私に言えるのは、本当に有能な選手ということだ」と、鈴木に賛辞を寄せている。

「まだ数日しか指揮していないが、とても働き者の若手だと思う。常に笑顔でピッチに来て、自分が好きなことをやっているのが分かる。最初の週は日本代表にいたから、我々と一緒になって間もない。最大の才能？ フィジカルやチームメイトとプレーできる能力、アクションに加わって後方から組み立てられる。冷静を保ち、どの状況でも落ち着いている。そしてまだ改善の余地が大きい」

　来月で22歳になる鈴木。昨年からマンチェスター・ユナイテッド移籍の可能性が騒がれた若き守護神は、守備の国で新たな飛躍を遂げるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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