ドイツで開催されているEURO2024で、現地７月９日に準決勝でスペインとフランスが激突する。

　大注目のビッグマッチを前に、大会の公式サイトがスペインのマルク・ククレジャにフォーカス。「多くの人の目には、EUROにおけるスペインの“驚異的な”選手と映っている」と紹介する。

「カルレス・プジョール風の髪型と強いメンタルを持つ25歳のカタルーニャ人左サイドバックは、クロアチアとのグループB開幕戦まで、ラ・ロハのトップチームの公式戦に出場したことがなかった。

　実際、バレンシアのホセ・ガヤが５月下旬に負傷していなかったら、ククレジャは自宅のテレビでこの大会を観戦していたかもしれない。だが、彼はルイス・デ・ラ・フエンテ監督の第一候補の左サイドバックであり、あと２勝すればスペインの４度目のEURO制覇を経験できる」
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　焦点はキリアン・エムバペほか、ウスマンヌ・デンベレやブラッドレー・バルコラらを擁するフランスの攻撃陣をどう抑えるか。同サイトのインタビューで、ククレジャは次のように対策を語る。

「エムバペは一見、プレーに関係していないように見えても、結局は違いを生み出す選手の１人だ。難しいけど、僕たちは強くて堅実なチーム。協力すれば、フランスに勝つことができるよ」

　また左サイドで好連係を見せるニコ・ウィリアムスについては、「僕たちはすぐに意気投合したよ！」と、仲良しぶりをアピールする。

「ピッチ外では、サッカーについて話すことはほとんどないんだ。ニコはのんきな男で、僕もそうなので、僕たちの性格はぴったりだよ。努力しなくても、うまくいったよ。試合中は、彼には好きなようにやってと言ってる。才能にあふれる選手がいれば、彼らがリラックスしていることが大事だからね」

　攻守の両局面で左サイドを制し、チームの勝利に貢献できるか。「素晴らしい経験だ。次の日曜日まで終わらせたくない」と意気込むククレジャは、ファイナル進出を懸けた一戦でどんなプレーを見せるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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