なでしこジャパンのDF北川ひかるはなぜヒュンメルの『VORART（ヴォラート）３』を愛用しているのか――。

　北川は2023-24シーズンからINAC神戸レオネッサでプレー。３バックを採用するチームで左のウイングバックを務め、加入初年度からリーグ全22試合に出場して６ゴールと躍動した。

　自身初となるWEリーグのベストイレブンにも輝き、皇后杯の優勝にも大きく貢献。その活躍を後押ししたのがヴォラート３だった。

　北川の武器は素早い守備への切り替えと果敢な攻撃参加。スピードを生かしてサイドで上下動を繰り返すうえで、このスパイクが自分のプレーに合っていると強調する。

「攻守の切り替えの部分でターンが多かったり、スプリントが多かったりする中で、このスパイクの軽量性が自分に合っていると思う。本当に90分間走り切れるし、疲れも出ないと思っています」

　新開発のVORART3PROはフィット感を追求している。アッパー前足部に足なじみの良いカンガルーレザーを、中足部からかかとにかけて、天然皮革のようにしなやかな1.1mm厚のマイクロファイバー“ナノフィットスキン”を採用し、足に吸いつくようなフィット感と繊細なボールタッチを実現。さらに、かかとの内部構造を見直し、かかとのホールド性とソフトな足当たりを両立している。

　またレギュラー、ワイド、スーパーワイドと３段階に選べる足幅に加え、約13グラム（27.0センチ）の軽量化に成功したヒュンメル史上最薄のソールを採用。軽さと反発性の両立に成功した。

　北川はこの新スパイクを履いてから、スプリントの初速が向上したと実感している。

「もちろんスプリントの要素は、動き方とかもいろいろあると思うんですけど、その中で切り返しの部分では、本当０.何秒のところでかなり差がつく。その面では本当に一瞬の切り返しからの一瞬のスピードっていうところで、初速にも関わってくると思いますし、自分的にはその踏ん張りの切り返す瞬間のスピードが、このスパイクになってからはかなり速くなったなと思っています」

　続けて、「ヒュンメルを履いてからは、軽さが自分にとっては大事だと思うようになりました。本当に履きやすいです」と絶賛。北川は、さらなる軽量化を果たし、自分の足に吸い付くようなフィット感に磨きをかけたVORART３PROとともに、今後も走り続ける。
 

〇商品情報
ヴォラート３ PRO
価格：￥20,900（税込）
アッパー：カンガルーレザー×人工皮革
アウトソール：合成樹脂
サイズ：23.5～29.0㎝
カンガルーレザー×ナノフィットスキンのアッパーで足に吸い付くようなフィット感が特徴のトップモデル。３ウィズ展開でどんな足幅の選手にも対応する。

取材・文●手塚集斗（サッカーダイジェストWeb編集部）