攻撃を牽引してきた木村、染野らをベンチスタートに
[J1第21節]横浜 1-2 東京V/6月29日/日産スタジアム
東京ヴェルディは6月29日、J1第21節で横浜F・マリノスと敵地で対戦し、2-1で勝利した。
立ち上がりからハイプレスを仕掛けてリズムを掴んだ東京Vは、12分にFW山見大登の強烈なミドルシュートで先制すると、22分には相手のオウンゴールで加点し、リードを広げる。
しかし、東京Vはその後、システムを4-3-3から4-2-3-1に変えてきた横浜への対応に苦しみ、押し込まれる展開になると、45+5分に1点を返される。
後半も状況は変わらず、東京Vは攻勢を強める横浜にボールを握られ、守勢に回る時間が続いたが、それでもなんとか最後までリードを守り切った。
試合後の会見で、「多くのサポーターが来てくれて、心強かった。彼らの声が強い後押しになった」と感謝を口にした東京Vの城福浩監督は、試合を次のように振り返った。
【動画】山見の強烈ミドル弾!
東京ヴェルディは6月29日、J1第21節で横浜F・マリノスと敵地で対戦し、2-1で勝利した。
立ち上がりからハイプレスを仕掛けてリズムを掴んだ東京Vは、12分にFW山見大登の強烈なミドルシュートで先制すると、22分には相手のオウンゴールで加点し、リードを広げる。
しかし、東京Vはその後、システムを4-3-3から4-2-3-1に変えてきた横浜への対応に苦しみ、押し込まれる展開になると、45+5分に1点を返される。
後半も状況は変わらず、東京Vは攻勢を強める横浜にボールを握られ、守勢に回る時間が続いたが、それでもなんとか最後までリードを守り切った。
試合後の会見で、「多くのサポーターが来てくれて、心強かった。彼らの声が強い後押しになった」と感謝を口にした東京Vの城福浩監督は、試合を次のように振り返った。
【動画】山見の強烈ミドル弾!
「前半の入りは、ここ何試合かのなかで一番良かった。守備は前からアグレッシブに行き、ラインも高く保てた。奪ったあとに前にボールを運ぶことも含めて、我々が今年の開幕から目ざしてきたものを、前半はしっかり出してくれた。3点目を取るか、2-0で終わらすことができれば、最高の前半だった。
相手がアンカーからダブルボランチにして変化をつけてきたので、そこへの対応にハーフタイムまで時間がかかってしまったが、やらせてはいけないところを選手みんなで共有しながら、最後は身体を張ってくれた」
この一戦での勝利のポイントのひとつは、0-3で敗れた前節のジュビロ磐田戦から、前線3枚の先発メンバーを総入れ替えした点だろう。ここまでリーグ戦のほぼ全試合に先発し、攻撃を牽引していたFW木村勇大とFW染野唯月、MF見木友哉をベンチに置き、代わりに9試合の出場にとどまっていたFW山田剛綺、コンディション不良から復帰したばかりのMF山田楓喜、途中出場が多かった山見を抜擢したのだ。
指揮官も「普段はクローザーとして出てくる選手が今回は先発で出て、各々が期するものがあって役割を全うしてくれたから、アウェーで勝点3が取れた。全員で勝ち取った勝利なので、非常に価値がある」と語る。
では、その狙いは何だったのか。城福監督は次のように答えた。
「前節の磐田戦は結果だけではなく、そもそも我々が目ざしているサッカーが進んでいるのかどうかを、自分の中で問い直した。もちろん、これまでレギュラーだった選手は成果を出し、努力をしてきた選手たちであり、彼らの良さが出ているのであれば目をつぶっていた自分がいた。
やっぱりこのチームが目ざしたいものを考えた時に、前線の3人のハードワークは欠かせないものなので、懸けではあったが、彼らの想いに託した。おそらく(ベンチから)見ていた選手の刺激にもなったと思う」
今回の指揮官の判断と采配によってチーム内での競争力が高まり、全体の底上げに繋がれば、後半戦でのさらなる上位進出を狙えるはずだ。
取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
【記事】「選手はどうサボりながら勝つかを考えちゃう」内田篤人が“夏のJリーグ”について持論「正直、欧州と逆のことをやっている」
相手がアンカーからダブルボランチにして変化をつけてきたので、そこへの対応にハーフタイムまで時間がかかってしまったが、やらせてはいけないところを選手みんなで共有しながら、最後は身体を張ってくれた」
この一戦での勝利のポイントのひとつは、0-3で敗れた前節のジュビロ磐田戦から、前線3枚の先発メンバーを総入れ替えした点だろう。ここまでリーグ戦のほぼ全試合に先発し、攻撃を牽引していたFW木村勇大とFW染野唯月、MF見木友哉をベンチに置き、代わりに9試合の出場にとどまっていたFW山田剛綺、コンディション不良から復帰したばかりのMF山田楓喜、途中出場が多かった山見を抜擢したのだ。
指揮官も「普段はクローザーとして出てくる選手が今回は先発で出て、各々が期するものがあって役割を全うしてくれたから、アウェーで勝点3が取れた。全員で勝ち取った勝利なので、非常に価値がある」と語る。
では、その狙いは何だったのか。城福監督は次のように答えた。
「前節の磐田戦は結果だけではなく、そもそも我々が目ざしているサッカーが進んでいるのかどうかを、自分の中で問い直した。もちろん、これまでレギュラーだった選手は成果を出し、努力をしてきた選手たちであり、彼らの良さが出ているのであれば目をつぶっていた自分がいた。
やっぱりこのチームが目ざしたいものを考えた時に、前線の3人のハードワークは欠かせないものなので、懸けではあったが、彼らの想いに託した。おそらく(ベンチから)見ていた選手の刺激にもなったと思う」
今回の指揮官の判断と采配によってチーム内での競争力が高まり、全体の底上げに繋がれば、後半戦でのさらなる上位進出を狙えるはずだ。
取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
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