日本屈指の万能型ストライカー
パリ五輪に挑むなでしこジャパンのメンバーがついに発表された。ここでは12年ぶりのメダル獲得を目ざす日本女子代表の選ばれし18人を紹介。今回はFW田中美南だ。
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2012年に日テレ・メニーナから日テレ・ベレーザ(現、日テレ・東京ヴェルディベレーザ)にトップチーム昇格。シュート成功率を徐々に高め、東京NB不動のエースストライカーとして2016年から2019年のなでしこリーグでは4年連続得点王、2018年と2019年には年間最優秀選手賞(MVP)を受賞した。
ベレーザのなでしこリーグ5連覇に貢献し、同チームが黄金時代を築き上げる原動力となった。
チーム内で中堅の立場に近づくにつれ、相手選手との巧みな駆け引きやドリブル突破、正確なシュートが増えるだけでなく、チャンスメイクやアシストでもチームに貢献していき、日本屈指の万能型ストライカーに成長した。
田中は、なでしこジャパンとしても高倉麻子監督(当時)が指揮する2017年以降に頭角を現していったが、2019年のフランス女子ワールドカップではまさかの大会登録メンバー外となり、大きな挫折を味わうこととなる。
当時を振り返り、「自分がメンバー外になったことを、自分よりも悲しんでくれる人が周囲にいて…」と、思わぬ形でなでしこジャパンの存在の大きさを痛感した。
そして、2020年にINAC神戸レオネッサに電撃移籍。東京NBのエースストライカーがライバルチームに新天地を求めたことは、世間の大きな注目を浴びた。I神戸でもすぐさまチームを牽引する存在となり、ドイツのレバークーゼンにレンタル移籍して技を磨くなど、自ら厳しい環境に身を置いて武者修行も敢行した。
【PHOTO】7月25日にパリ五輪初戦を迎えるなでしこジャパン18人とバックアップメンバー4人を一挙紹介!
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2012年に日テレ・メニーナから日テレ・ベレーザ(現、日テレ・東京ヴェルディベレーザ)にトップチーム昇格。シュート成功率を徐々に高め、東京NB不動のエースストライカーとして2016年から2019年のなでしこリーグでは4年連続得点王、2018年と2019年には年間最優秀選手賞(MVP)を受賞した。
ベレーザのなでしこリーグ5連覇に貢献し、同チームが黄金時代を築き上げる原動力となった。
チーム内で中堅の立場に近づくにつれ、相手選手との巧みな駆け引きやドリブル突破、正確なシュートが増えるだけでなく、チャンスメイクやアシストでもチームに貢献していき、日本屈指の万能型ストライカーに成長した。
田中は、なでしこジャパンとしても高倉麻子監督(当時)が指揮する2017年以降に頭角を現していったが、2019年のフランス女子ワールドカップではまさかの大会登録メンバー外となり、大きな挫折を味わうこととなる。
当時を振り返り、「自分がメンバー外になったことを、自分よりも悲しんでくれる人が周囲にいて…」と、思わぬ形でなでしこジャパンの存在の大きさを痛感した。
そして、2020年にINAC神戸レオネッサに電撃移籍。東京NBのエースストライカーがライバルチームに新天地を求めたことは、世間の大きな注目を浴びた。I神戸でもすぐさまチームを牽引する存在となり、ドイツのレバークーゼンにレンタル移籍して技を磨くなど、自ら厳しい環境に身を置いて武者修行も敢行した。
【PHOTO】7月25日にパリ五輪初戦を迎えるなでしこジャパン18人とバックアップメンバー4人を一挙紹介!
2021年に開催された東京五輪では、なでしこジャパンのメンバー入りを果たして悲願の2得点。結果的に金メダルに輝いたスウェーデン女子代表からもゴールを奪う活躍を見せた。
東京五輪後に開幕したWEリーグでも、I神戸のエースとして活躍し続け、WEリーグの初年度優勝に貢献。今シーズンも皇后杯でI神戸を優勝に導き、3年連続でベストイレブンに選出された。
昨夏の女子W杯では、先発や途中出場のどちらでも活躍できる柔軟なプレースタイルを発揮して2得点。田中の代表通算36得点は、パリ五輪の最終登録メンバー18人の中で最多で、池田太監督体制となってからも、植木理子(ウェストハム・ユナイテッド/イングランド)と並ぶ最多ゴール(11得点)を決めている。
「東京オリンピックから3年が経ち、自分自身どう成長できたのか、このチーム(なでしこジャパン)とともに挑戦できることを嬉しく思う」と、パリでもゴールネットを揺らす準備は万端だ。
一度は大きな挫折を味わったなでしこジャパンのエースが、大舞台での勝負強さに磨きをかけて、再びオリンピックに挑む。
取材・文●馬見新拓郎(フリーライター)
【記事】「素敵」「ユニと全然違う」I神戸DF北川ひかるのエレガントな黒レースドレス姿に脚光! WEリーグベスト11を受賞
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【PHOTO】長谷川唯のダブルピース、猶本光の決めカット、熊谷紗希のキラキラネイル...なでしこジャパンFIFA公式ポートレートギャラリー
東京五輪後に開幕したWEリーグでも、I神戸のエースとして活躍し続け、WEリーグの初年度優勝に貢献。今シーズンも皇后杯でI神戸を優勝に導き、3年連続でベストイレブンに選出された。
昨夏の女子W杯では、先発や途中出場のどちらでも活躍できる柔軟なプレースタイルを発揮して2得点。田中の代表通算36得点は、パリ五輪の最終登録メンバー18人の中で最多で、池田太監督体制となってからも、植木理子(ウェストハム・ユナイテッド/イングランド)と並ぶ最多ゴール(11得点)を決めている。
「東京オリンピックから3年が経ち、自分自身どう成長できたのか、このチーム(なでしこジャパン)とともに挑戦できることを嬉しく思う」と、パリでもゴールネットを揺らす準備は万端だ。
一度は大きな挫折を味わったなでしこジャパンのエースが、大舞台での勝負強さに磨きをかけて、再びオリンピックに挑む。
取材・文●馬見新拓郎(フリーライター)
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