「イングランドの懸念点はサウスゲイト監督の采配」EURO2024に臨むイギリスの2か国を英国人記者が分析「スコットランドの最大の武器は…」【現地発】
カテゴリ:ワールド
2024年06月12日
「両国の展望は大きく異なる」
今週末にドイツで開幕するEURO2024には、イギリスからイングランド代表とスコットランド代表の2か国が出場する。
しかし、両国の展望は大きく異なっている。イングランドは優勝候補の筆頭だが、スコットランドは本大会に出場できたことに満足しており、もしグループステージを突破できたとしたら、それはイングランドが優勝したのと同等の快挙と見なされるだろう。
イングランドには才能あふれる選手が数多くいる。フィル・フォデンは今季のプレミア最優秀選手に選ばれ、ジュード・ベリンガムは現在、世界最高の選手の一人と目されている。そして必ずゴールを決めるストライカーのハリー・ケインも君臨している。
さらに今は選手層がとても厚い。ガレス・サウスゲイト監督がメンバーに選ばなかったジャック・グリーリッシュ、ラヒーム・スターリング、マーカス・ラッシュフォードなどは、おそらく他の国なら必ず選出されていたに違いない。
【PHOTO】日本代表のシリア戦出場16選手&監督の採点・寸評。3人が7点の高評価。MOMは2点に関与した左WB
しかし、両国の展望は大きく異なっている。イングランドは優勝候補の筆頭だが、スコットランドは本大会に出場できたことに満足しており、もしグループステージを突破できたとしたら、それはイングランドが優勝したのと同等の快挙と見なされるだろう。
イングランドには才能あふれる選手が数多くいる。フィル・フォデンは今季のプレミア最優秀選手に選ばれ、ジュード・ベリンガムは現在、世界最高の選手の一人と目されている。そして必ずゴールを決めるストライカーのハリー・ケインも君臨している。
さらに今は選手層がとても厚い。ガレス・サウスゲイト監督がメンバーに選ばなかったジャック・グリーリッシュ、ラヒーム・スターリング、マーカス・ラッシュフォードなどは、おそらく他の国なら必ず選出されていたに違いない。
【PHOTO】日本代表のシリア戦出場16選手&監督の採点・寸評。3人が7点の高評価。MOMは2点に関与した左WB
しかし、そんなイングランドにも懸念点はある。最大の心配事は守備であり、特に左サイドバックは相手に攻略される可能性が高い。大会前最後の試合となったホームでのアイスランド戦(0-1)に敗れたことは、彼らにとって必要な警鐘だったかもしれない。
またサウスゲイト監督の采配も不安だ。私は彼がこのチームの足かせになるのではないかと思っている。もしジョゼップ・グアルディオラ監督やミケル・アルテタ監督、ユルゲン・クロップ監督のような優秀な人材がイングランド代表の指揮官を務めていたらと想像してみてほしい。
一方のスコットランドは開催国のドイツ、スイス、ハンガリーと同組という難しいグループに入った。スコットランドには、今ではワールドクラスの選手が何人かいる。ジョン・マギン、アンドリュー・ロバートソン、スコット・マクトミネイはプレミアリーグのビッグクラブでプレーしており、経験豊富だ。
そして彼らの最大の武器は、多くの熱狂的なファンがいることだ。今大会でスコットランドを上回るファンを持つのは、ドイツだけという噂もある。
イギリス勢はどんな成績を収めてくれるのだろうか。まずはドイツ対スコットランドの開幕戦に注目だ。
文●スティーブ・マッケンジー(サッカーダイジェスト・ヨーロッパ)
著者プロフィール
スティーブ・マッケンジー/1968年6月7日、ロンドン生まれ。ウェストハムとサウサンプトンのユースでプレー経験がある。とりわけウェストハムへの思い入れが強く、ユース時代からのサポーター。スコットランド代表のファンでもある。大学時代はサッカーの奨学生として米国で学び、1989年のNCAA(全米大学体育協会)主催の大会で優勝した。現在はエディターとして幅広く活動。05年には『サッカーダイジェスト』の英語版を英国で出版した。
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またサウスゲイト監督の采配も不安だ。私は彼がこのチームの足かせになるのではないかと思っている。もしジョゼップ・グアルディオラ監督やミケル・アルテタ監督、ユルゲン・クロップ監督のような優秀な人材がイングランド代表の指揮官を務めていたらと想像してみてほしい。
一方のスコットランドは開催国のドイツ、スイス、ハンガリーと同組という難しいグループに入った。スコットランドには、今ではワールドクラスの選手が何人かいる。ジョン・マギン、アンドリュー・ロバートソン、スコット・マクトミネイはプレミアリーグのビッグクラブでプレーしており、経験豊富だ。
そして彼らの最大の武器は、多くの熱狂的なファンがいることだ。今大会でスコットランドを上回るファンを持つのは、ドイツだけという噂もある。
イギリス勢はどんな成績を収めてくれるのだろうか。まずはドイツ対スコットランドの開幕戦に注目だ。
文●スティーブ・マッケンジー(サッカーダイジェスト・ヨーロッパ)
著者プロフィール
スティーブ・マッケンジー/1968年6月7日、ロンドン生まれ。ウェストハムとサウサンプトンのユースでプレー経験がある。とりわけウェストハムへの思い入れが強く、ユース時代からのサポーター。スコットランド代表のファンでもある。大学時代はサッカーの奨学生として米国で学び、1989年のNCAA(全米大学体育協会)主催の大会で優勝した。現在はエディターとして幅広く活動。05年には『サッカーダイジェスト』の英語版を英国で出版した。
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