4日前にクラブが監督続投の決意表明
[J1第17節]東京V 5-3 札幌/6月2日/味の素スタジアム
北海道コンサドーレ札幌は6月2日、味の素スタジアムで行なわれたJ1第17節で東京ヴェルディと対戦し、3-5で敗れた。
開始10分、東京Vの木村勇大をGK菅野孝憲がボックス内で倒してPKを与えると、これを決められて先制を許す。
20分に荒野拓馬がミドルシュートをねじ込んで同点に追いつくが、32分と43分にゴールを奪われてしまう。
2点を追いかける後半、立ち上がりから攻勢に出た札幌は、46分にスパチョークのCKに近藤友喜が頭で合わせて1点を返す。
しかし、札幌は59分と78分にも東京Vにネットを揺らされ、90+4分に途中出場の原康介が意地の一発を決めたが、反撃もそこまで。タイムアップの笛が鳴り、これでリーグ戦は3連敗となった。
【PHOTO】雨が降る味の素スタジアムに駆けつけ、最後まで声援を送り続けた北海道コンサドーレ札幌サポーター!(Part1)
北海道コンサドーレ札幌は6月2日、味の素スタジアムで行なわれたJ1第17節で東京ヴェルディと対戦し、3-5で敗れた。
開始10分、東京Vの木村勇大をGK菅野孝憲がボックス内で倒してPKを与えると、これを決められて先制を許す。
20分に荒野拓馬がミドルシュートをねじ込んで同点に追いつくが、32分と43分にゴールを奪われてしまう。
2点を追いかける後半、立ち上がりから攻勢に出た札幌は、46分にスパチョークのCKに近藤友喜が頭で合わせて1点を返す。
しかし、札幌は59分と78分にも東京Vにネットを揺らされ、90+4分に途中出場の原康介が意地の一発を決めたが、反撃もそこまで。タイムアップの笛が鳴り、これでリーグ戦は3連敗となった。
【PHOTO】雨が降る味の素スタジアムに駆けつけ、最後まで声援を送り続けた北海道コンサドーレ札幌サポーター!(Part1)
試合後、札幌のペトロヴィッチ監督は「非常に苦い敗退」と語り、5失点を喫した理由を説明した。
「ヴェルディの決定力が高かったし、シュートを許してしまった部分もある。危険な形で(ボールを)取られてカウンターを食らうシーンが多く、その場面で相手の攻撃を止めきれていないのも5失点の理由。
ボールを持った時は、自分たちの攻撃の形が出せていて、得点も取れた。ただ、試合を通して見ると、やってはいけない場面で、やってはいけないことをして失点を重ねている事実がある。
今は最下位で、決して望んだ結果ではない。ただ、そこに至るまでの理由は必ずある。ここからどうやって這い上がっていくのか。そこはしっかり見つめ直さないといけない」
今季は降格圏に沈む状況が続くなか、札幌は5月29日にペトロヴィッチ監督の続投を発表した。そして「強い気持ちで入った」(駒井善成)東京Vとの一戦だったが、まさかの5失点だった。クラブの決意表明があったなかでの敗戦をどう受け止めているかを問われた指揮官は、次のように答えた。
「こういう状況のなかで大事なのは、私がどう感じているかではない。選手もスタッフもいずれはクラブを去るが、クラブはそこにある。だからこそクラブが大事。
私自身は広島で6シーズン、浦和で6シーズン、札幌で7シーズン目と、ひとつのクラブで比較的長く仕事をする人間で、与えれた環境のなかで、いかにクラブが良い方向に向かって行けるか、成長していけるか、それを常に考えて仕事している。クラブの決定を尊重し、受け入れるのが監督の仕事」
札幌は順位をひとつ落として再び最下位になってしまったが、会見でペトロヴィッチ監督は「必ず這い上がれる」「希望は捨てない」とも述べた。今はその言葉を信じたい。
取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
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「ヴェルディの決定力が高かったし、シュートを許してしまった部分もある。危険な形で(ボールを)取られてカウンターを食らうシーンが多く、その場面で相手の攻撃を止めきれていないのも5失点の理由。
ボールを持った時は、自分たちの攻撃の形が出せていて、得点も取れた。ただ、試合を通して見ると、やってはいけない場面で、やってはいけないことをして失点を重ねている事実がある。
今は最下位で、決して望んだ結果ではない。ただ、そこに至るまでの理由は必ずある。ここからどうやって這い上がっていくのか。そこはしっかり見つめ直さないといけない」
今季は降格圏に沈む状況が続くなか、札幌は5月29日にペトロヴィッチ監督の続投を発表した。そして「強い気持ちで入った」(駒井善成)東京Vとの一戦だったが、まさかの5失点だった。クラブの決意表明があったなかでの敗戦をどう受け止めているかを問われた指揮官は、次のように答えた。
「こういう状況のなかで大事なのは、私がどう感じているかではない。選手もスタッフもいずれはクラブを去るが、クラブはそこにある。だからこそクラブが大事。
私自身は広島で6シーズン、浦和で6シーズン、札幌で7シーズン目と、ひとつのクラブで比較的長く仕事をする人間で、与えれた環境のなかで、いかにクラブが良い方向に向かって行けるか、成長していけるか、それを常に考えて仕事している。クラブの決定を尊重し、受け入れるのが監督の仕事」
札幌は順位をひとつ落として再び最下位になってしまったが、会見でペトロヴィッチ監督は「必ず這い上がれる」「希望は捨てない」とも述べた。今はその言葉を信じたい。
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