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「経験から学ばない男だ!」サウジに劇的勝利もクリンスマン監督の“3バック奇策失敗”を韓国メディアが断固糾弾!「あわや大惨事だった…」【アジア杯】

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2024年01月31日

急造システムで攻守の連携がギクシャク

3バックは不発に終わるも、後半は選手交代で立て直したクリンスマン監督。それでも韓国メディアの評価は…。(C)SOCCER DIGEST

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 まさに薄氷を踏むベスト8進出だ。韓国代表がPK戦でかろうじてサウジアラビアを下し、準々決勝へと駒を進めた。
【動画】90+9分での同点劇に絶叫する韓国代表のクリンスマン監督

 現地1月30日、韓国はアジアカップ2023のラウンド16でサウジと対戦。ユルゲン・クリンスマン監督は昨年3月のチーム発足以来採用してこなかった3バックを敷き、グループステージ3試合で5失点の守備にテコを入れた。だが、チームは攻守の連携を欠いてギクシャク。前半を0-0で終えると、後半開始35秒にカウンターから先制点を決められてしまう。

 それでも韓国は矢継ぎ早な選手交代で盛り返す。4バックへと立ち返ると攻撃陣が息を吹き返し、怒涛の反撃を試みる。そしてアディショナルタイム9分に不振を極めていたFWチョ・ギュソンが起死回生の同点ヘッドを決め、土壇場でスコアをタイに戻した。その後も攻勢を仕掛けるも逆転ゴールは奪えずにPK戦へ。これを4-2で危なげなくモノにし、なんとか凱歌を上げた。

 韓国の専門メディア『FOOTBALLIST』は「奇跡的なカムバックで勝利を掴んだ戦士たちを称えたい」と賛辞を送る一方で、奇策に打って出たクリンスマン采配を糾弾した。「不慣れな3バックを突然導入した。ほぼ5バックに近い布陣はサイドを活かした攻撃をまるで繰り出せず、散発なカウンターに終始するばかり。まるで噛み合っていなかった」と論じる。
 
 さらに「指揮官はみずからの非を認めて4バックにすると、攻撃は立ちどころに機能したのだ。ファン・ヒチャンやソン・フンミンの個性が引き出され、チームは本来のフォームを取り戻していった。最終的にはギリギリながら同点ゴールに繋がった」と分析。そして「運よく勝利を掴めたが、あわや大惨事の災いに苛まれるところだった。クリンスマンはアメリカ代表やブンデスリーガで監督を務めた際、3バックを使い切れずにバッシングを受け、更迭された過去がある。経験から学ばない男である」と断じた。

 はたして準々決勝でドイツ人指揮官はどちらのシステムを選択してくるのか。現地2月2日の大一番は、これまた優勝候補のオーストラリアが相手だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【画像】アジアカップ2023を彩る各国美女サポーターを特集!

 
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