浦和レッズは12月18日、公式YouTubeチャンネルでMF岩尾憲のインタビュー動画を公開した。

　サウジアラビアで開催されているクラブ・ワールドカップに参戦中の浦和は、初戦でメキシコのクラブ・レオンを１－０で下し、準決勝では欧州王者のマンチェスター・シティ（イングランド）と激突する。

　大一番を前に、35歳MFはクラブ・レオン戦前日の選手間でのやり取りを明かす。

「この遠方まで来て、１試合で終わって帰るのはない。確実に（準決勝に進出して）３試合をしに来ているし、して帰らないといけない。そのための練習、明日の準備をしようというのは、練習前からみんなでポイントとして、しっかり確認し合っていました」

　また、マチェイ・スコルジャ監督から受けた言葉にも言及した。

「人生において、こういった機会は限りなく１回に近い。この機会を、人間としてもプレーヤーとしても逃してしまうのか、しっかり何か残すのか。それはすごく大事な部分だから、これは人生で１回しか訪れないと思って戦ってほしい、という言葉をいただきました」

　遠方にもかかわらず数多く訪れているファン・サポーターを頼もしく思っている。
【動画】「すべてを凝縮させてぶつけたい」マンC戦に向けた岩尾憲のインタビュー

「間違いなく自分たちの能力とかメンタル的なモチベーションを含め、すごくプラスな要素を引き出してくれる。サポーターという言葉より、一緒に戦っているような、両肩を組んで、スクラムを組んで戦っていく、そんなイメージのほうが強いです。

　自分たちだけじゃなく、相手に与えている影響も、少なからずあると思っている。相手がやりづらさを覚えたり、少しナーバスになったり、そういったシーンも浦和サポーターのおかげで作り出されているような部分も、試合をやっていて、あると思っています」

　いよいよ迎えるマンチェスター・シティ戦では、“番狂わせ”を狙う。　

「試合ができること自体を楽しみにしている、前回と会場が違うので、おそらくより多くの人がスタジアムに訪れる。その多くの人たちはマンチェスター・シティが勝つことを見に来ていると思います。

　そういった状況をひっくり返せるほど気持ちいいものもないと思う。逆に、そういった雰囲気を、静まり返らせられるような、逆にレッズを応援したくなるような試合ができたら、自分たちが勝つ機運が高まっていくんじゃないかと思っています。

　そして、「自分の人生もここにかけて、この瞬間のために小さい頃からサッカーを続けてきたと言っても過言ではない。そのすべてを、余すことなく90分間のなかに凝縮させてぶつけたいと思っています」と意気込んだ。

　注目のマンチェスター・シティ戦は、日本時間20日の３時にキックオフ予定だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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