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「予想外でした」横浜FW宮市亮が自身初の左SBでプレー。無失点勝利に「ゼロで終われて良かった」

カテゴリ:Jリーグ

金子 徹(サッカーダイジェスト編集部)

2023年11月12日

「景色が全然違ったので、ドキドキしました」

84分からピッチに立ち、左SBで奮闘した宮市。(C)SOCCER DIGEST

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[J1第32節]横浜 2-0 C大阪/11月12日/日産スタジアム

「景色が全然違ったのでドキドキしましたけど、勝てたことが何よりです」

 2-0でセレッソ大阪に勝利したJ1第32節で、84分からピッチに立った横浜F・マリノスのFW宮市亮は、人生初の左SBに入った一戦をそう振り返った。

 この日の最終ラインには、右から松原健、角田涼太朗、エドゥアルド、吉尾海夏の4人が並び、ベンチにはCB上島拓巳が控えていた。

 2点のリードで折り返した後半、攻勢を強めた相手に押し込まれると、ケヴィン・マスカット監督は76分に吉尾に代えて上島を投入し、角田を左SBに移す。

 だが、流れは変わらず。もうベンチには守備が本職の選手がいないなかで、こうした状況を乗り切るために声がかかったのが、宮市だった。
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 後半アディショナルタイムを含めて10分ほどのプレーだったが、「予想外でしたけど、対応できるように日々準備しています」(宮市)と口にしたとおり、慣れないポジションでも危なげない守備を披露。チームの無失点勝利に貢献した。
 
 では、なぜ起用されたのが宮市だったのか。

 おそらくC大阪の右ウイングが、快足が武器のカピシャーバだったこともあるはずだ。そのスピードに対応できるのは宮市が適任であり、実際に「(カピシャーバを)やらせないように、失点しないようにということだけを言われて入りました」と背番号23は語る。

 また、同じタイミングで左ウイングに投入された水沼宏太とも対策を共有していたようで、「縦に行かせないように、カットインのシュートを打たせないように、その両方をケアしながら守ろうと話をしていた」と明かす。

 リーグ戦は残り2試合。「(逆転優勝に向けて)何が何でも勝つしかないので、みんなで力を合わせて勝ちたい」と強調した宮市の活躍に期待だ。

取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)

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