［ルヴァンカップ準決勝・第２戦］名古屋グランパス ０－１ アビスパ福岡／10月15日／豊田スタジアム

　アビスパ福岡は10月15日、名古屋グランパスとのルヴァンカップ準決勝・第２戦を敵地で戦い、ウェリントンのゴールで１－０の勝利を収めた。

　第１戦を１－０で終え、アドバンテージを持って臨んだ福岡は、２戦合計２－０でクラブ史上初の決勝進出を果たした。

　長谷部茂利監督はクラブ史に残る一戦を以下のように振り返った。

「ホームでの戦いに続いて、良い時間に点数を取れて、自分たちが有利な形を保ちながら戦うことができました。上手いプレーは、そんなにたくさんはないですが、チームがつながって、良い守備、時々良い攻撃があり、自分たちらしさを出すことができました。

　最後の15分ぐらいですか、相手に攻め込まれても失点しなかったことは非常に良かったと思います。一方で、２点目、３点目と点数を決めきれないところは、我々がまだ強いチームに到達できてないということでもあります。今後の宿題だと思います。簡単には良くなりません。ただ、改善していきたいと思ってます」
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　J２時代の2020年に就任した４年目の指揮官は、J１昇格、J１残留などチームを右肩上がりに成長させている功労者でもある。

　クラブにとってまた新たな一歩を踏み出したことについては「個人的には嬉しいです。これまでアビスパ福岡に関わってきた選手、スタッフで、現在関わっている皆様に、おめでとうと言いたいし、とにかく、選手たちに感謝しています」と頬を緩めた。

　11月４日の決勝でクラブ初のタイトルを獲得できるか。

取材・文●渡邊裕樹（サッカーダイジェスト編集部）

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