浦和レッズなどを始め、ラトビア、ポーランド、ロシアといった海外７か国でのプレー経験を持つMF赤星貴文が、2023シーズン終了をもって現役を引退することを発表した。

　赤星は、2021年４月に一度は引退を決意するが、翌月より地元の静岡県富士市をホームタウンとする岳南Fモスペリオ（現・東海社会人サッカーリーグ２部）で営業職として働きながらプレーを続けていた。

　岳南Fモスペリオは、９月24日に行なわれた東海社会人サッカーリーグ２部の13節で勝利を収め、２部優勝と来季の１部昇格が決定。続けて、同29日の16節、リーグ最終戦で「赤星貴文引退記念スペシャルマッチ」を行なう旨を発表した。

　しかし、引退試合目前の15節でまさかの事態が発生。

　名古屋サッカークラブ戦で途中出場した赤星が退場処分を受け、引退試合を予定していた最終節で出場停止処分を受けたのだ。

　これを受けて、名古屋サッカークラブ戦の２日後、10月９日に赤星が自身のインスタグラムを更新。以下のようなコメントを投稿した。
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「チームの方からも報告がありましたが、昨日の試合でレッドカードを貰ってしまい、最終戦の10月15日の試合には出場停止になってしまいました。

　中々気持ちの整理がつかずご報告が遅くなり大変申し訳ございません。　

　どんな理由であれ言い訳は出来ません。本当に楽しみにしてくださっていた皆様大変申し訳ございません。自分自身もビックリしているのと、勿論反省もしていますし、悔しさと申し訳ないという気持ちが交差して謝る事しか出来ないです。

　セレモニー等はやりますが試合には出場出来なくなってしまった事を、ここでもご報告させて下さい。試合自体は通常通り開催しますので、宜しくお願い致します」

　この投稿には吉田麻也も「なるほど、そう言う幕引きもあるのか。勉強になります」と反応。そのほか、SNS上ではファンから以下のような声が寄せられた。

「引退試合が出場停止か…」
「出場停止処分でベンチ入りできないという」
「えっ！どうしたもんだ！？」
「15日の試合を楽しみにしていたのに、ショック過ぎる」
「赤星選手のお気持ち考えると、言葉にならないです……」
「こうなったら来季も現役続行しましょう！」

　なお、赤星は2024シーズンから同クラブの代表取締役に就任することが決まっているという。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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