昨年11月にアキレス腱断裂でカタール・ワールドカップ出場を断念した中山雄太が、リハビリ生活などを経て、11か月ぶりに代表復帰した。
「怪我を治す意識で取り組んでいたわけではなく、『新しい中山雄太』として帰ることを頭に置いてやっていたので、それをプレーで示せればいいと考えています」
11月に代表復帰するタイミングは、中山的には“ビンゴ”だったのか。そう訊かれた本人は笑顔を見せながら「実はビンゴで」と答えた。
「僕自身、自分に対して冷静に判断できていて、クラブの状況も考えれば９月のドイツ戦などは（招集が）ないと普通に思っていました。ドイツ戦を観戦したんですけど、そこで10月に（代表に）帰りたいという想いと、タイミング的にはここしかないと。 これは本当にスピリチュアルな感じで、僕としては確信がありました」
「９月の招集はないと思っていた」
10月の連戦、おそらく起用されるのは左サイドバックだろう。縦でコンビを組む選手が誰であっても、中山は「自分の特長を出しつつ、味方も生かす」プレーを心掛けているという。
「すべてはプレーで語ります」
中山は言葉よりもプレーで主張したいと考えている。
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