10月14日のアメリカ戦から指揮を執る
DFB(ドイツサッカー連盟)は9月22日、ユリアン・ナーゲルスマンのドイツ代表監督就任を発表した。自国開催となるEURO2024までの約9か月という異例の短期契約で、来月14日に予定されているアメリカ戦から指揮を執る。
1987年生まれのナーゲルスマン監督(36歳)は、今年3月までバイエルン・ミュンヘンを指揮。成績不振による途中解任の憂き目に遭ったが、今夏にチェルシーやパリ・サンジェルマンの新監督就任説が流れるなど依然として業界内で高く評価されている。
36歳でのドイツ代表監督就任は史上最速で、最年少に関する数々の監督記録を持つナーゲルスマンがまた一つ歴史を塗り替えたことになる。
【PHOTO】日本代表のドイツ戦出場17選手&監督の採点・寸評。8人が7点台の高評価!MOMは1G1Aの伊東純也ではなく…
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ドイツ代表は周知のとおり、歴史的なスランプに陥っている。2大会連続のグループリーグ敗退に終わったカタール・ワールドカップ以降、1勝1分け4敗と低迷。9月9日に行なわれた日本戦の大敗(1-4)が決め手となり、ハンジ・フリック監督を途中解任した。
その後、DFBのスポーツディレクターであるルディ・フェラー氏が「1試合限定」を条件に率いたフランス戦で6試合ぶりの勝利(2-1)を収めたものの、自国開催となるEURO2024に向けた不安は消えていない。
ドイツ国内では「短期契約では情熱を燃やしようがない」と不安視する向きもあるが、悩める大国を復権へと導けるか。戦術家として鳴らす青年監督の手腕に注目が集まる。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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