公式インスタグラム・フォロワー数の最新値がなんと1160万超え。そんな途轍もない人気を誇る女性フットボーラーが、イングランドでプレーしている。アストン・ビラ・ウィメンに所属するスイス女子代表FW、アリシャ・レーマンだ。

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　天真爛漫な24歳は今回、英国メディアでも確固たる格式と伝統を誇る高級紙『The Times』に登場。赤裸々にインタビューに応え、現在のフィーバーぶりに関して独自の見解を示した。

　レーマンのSNSをチェックして圧倒されるのは、やはりその自由奔放さだ。セクシーな水着姿やパーティーではしゃぐ様子などを随時紹介し、ド派手なメイクとルックスを前面に押し出すのが代名詞である。一方で、トレーニングや試合で感じた想いもつぶさに報告。ピッチ内外をすべてオープンしてフォロワーと向き合っている印象を受ける。

　だがどうしても、「ガッカリさせられる」ことが多いと言う。

「たくさんのファンは、私のプライベートのところしか観てくれていない。実際に私がどのようにプレーするのかに興味を持ってもらえないのよ。こればかりはさすがにガッカリさせられる。毎日すごく必死に練習しているし、ベストプレーヤーになりたいと思わない日は一日もない。ちゃんといつも“ゲームを観てね！”とアピールもするんだけど、それを聞いてみんな驚いたような反応を見せるの」

　一方で、“女性らしさ”は大事にしたいと強調する。「誰がなんと言おうと私はフットボーラー。化粧をしようが、ネイルに凝ろうが、付けまつ毛をしようが、私はフットボールが好きだから選手になった。誰かに決められるものじゃないでしょ？」と語り、こう続けた。

「若い頃はそれこそ『ああ、化粧なんてするな！』『試合でまつ毛を付けるな！』なんて叱られたけど、だからどうだって言うの？　何が悪いの？　自然に振る舞っているだけで、誰かを傷つけたりはしていない。もはや受け入れるべき時代だと思う。私は、やっぱり女性らしくありたい。それが私のパッションだから」

　こうした歯に衣着せぬ物言いも、彼女が老若男女を問わない支持を得る所以なのだろう。
 

　サイドからの豪快なカットインが十八番で、今シーズンはここまで公式戦18試合に出場して２得点・４アシストをマーク。今年夏に開催される女子ワールドカップでの活躍も期待される本格派のアタッカーだ。

　ちなみにレーマンはバイセクシャルであることを公言している。昨年11月にはアストン・ビラ（男子のほう）のブラジル代表MF、ダグラス・ルイスとの破局が大々的に報じられて世間を騒がせ、一躍脚光を浴びる形となった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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